サッカー日本代表は14日(19時20分)に愛知・豊田スタジアムでガーナ代表と対戦する。2023年10月のチュニジア戦以来となるアフリカ勢との対戦に、日本はどんなメンバーで臨むのか。ここでは先発メンバーを予想する。

菅原投入で4バックに変更も

画像: 前日会見に登壇した森保一監督。ブラジル戦がベースになることを示唆した(写真◎青山知雄)

前日会見に登壇した森保一監督。ブラジル戦がベースになることを示唆した(写真◎青山知雄)

 ウイングバックは右が堂安律、左が中村敬斗で、ブラジル戦で『羽ばたいた』両翼になるだろう。攻守に働けるウイングがこのチームの強み。守備面のブラッシュアップを図る意味でも連続起用し、さらなるチーム力の向上を目指す。

 また、9月以来の招集となった菅原由勢も右ウイングバックの候補だが、最終ラインを4バックに変更するタイミングで途中投入されると予想。試合2日前の練習では、右から菅原、板倉、安藤智哉、鈴木と4人が並び、相手が前線3人でプレスをかけてくると想定して、ビルドアップの確認を繰り返していた。いずれにせよ、ガーナ戦の途中からか、あるいはボリビア戦で4バックを試す可能性はありそうだ。

 2シャドーに関しては右は久保建英、左は南野拓実で、このポジションもブラジル戦のセットとなりそうだ。今回の活動ではメニューをしっかりこなしている久保だが、左足首の状態を悪化させないためにも、出場時間をある程度、限定してのプレーになるかもしれない。菅原が登場するタイミングで交代することも考えられるだろう。

 1トップは上田綺世とした。オランダリーグで12試合13得点とただいま、絶好調。得点ランキングの首位を走るストライカーが今回のシリーズも攻撃を牽引することなりそうだ。

「(ガーナは)今回来日していない選手もいますが、非常に多くの選手が攻撃においても個々の力で局面を打開できる。能力の高い選手が多いと思っています。そういった意味ではこれまでやった(9月、10月の)4試合の中でも一番、個の能力が高いんじゃないかと見ています。監督(オットー・アッド)が選手時代、そして指導者としてもドイツを中心にキャリアを積んでいて、組織的に戦うところなど、戦術的な落とし込みも非常にうまくできている印象です。攻撃的にも戦えれば、守備的にも戦える相手で、4バックもやれれば3バックもやれる。対戦相手によって戦術も使い分けて戦える、洗練されたチーム」と森保監督はガーナの印象について説明。個の力を生かしながら、柔軟な戦いを見せる相手に対して、日本はどんな戦いを見せるのか。

 来年6月の大会直前に追加される可能性もあるものの、現状、W杯本番までに予定されているテストマッチは4試合。残り時間を考えると、アフリカ勢で対戦できる今回の試合が極めて貴重な機会となるのは間違いない。

取材・文◎佐藤景


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