日本代表は20日、北中米ワールドカップのアジア最終予選第7節、バーレーン戦に臨んだ。序盤から相手のタイトな守備に苦しめられたが、後半、途中出場の鎌田大地、久保建英のゴールで2点差とすると、そのまま試合をクローズさせ、3試合を残して史上最速でW杯出場権を獲得。8大会連続8度目の世界行きを決めた。

上写真=久保建英とのコンビネーションから鎌田大地がついにゴールを破った!(写真◎Getty Images)

■2025年3月20日 北中米W杯・アジア最終予選(@埼スタ)
日本 2−0 バーレーン
得点:(日)鎌田大地、久保建英

画像: ■2025年3月20日 北中米W杯・アジア最終予選(@埼スタ) 日本 2−0 バーレーン 得点:(日)鎌田大地、久保建英

8大会連続8回目の出場!

 勝って自力でW杯出場を決めたい日本だったが、1週間前に来日し、準備してきたバーレーン相手に苦しい前半は過ごすことになった。

 三笘と堂安の両翼がなかなか高い位置を取れず、良い形でボールを受けられない。ボールが渡っても相手の粘り強い守備と対応の前にチャンスを生み出せなかった。

 前半9分に久保が蹴った右CKの流れから決まった遠藤のゴールは、VARにより、直前のプレーで上田の手にボールが当たったと判断されて取り消された。前半アディショナルタイムに守田のスルーパスを受けた三笘がシュートを放つなど惜しい場面もあったが、最初の45分は前回対戦で0−5で下したとは思えないほど見違えたバーレーンの組織立った守りに封じ込められた。

 ハーフタイムにはこの試合に先立って行われていたオーストラリア対インドネシアは5−1で終わり、日本はバーレーン戦で引き分け以上の結果を残せば、W杯出場が決まる状況になった。後半開始から守田に代えて田中を投入。スコアを動かしにかかる。

 さらに63分には2枚替えを実施。堂安に代えて伊東、南野に代えて鎌田を投入した。そしてこの交代策が的中する。66分だった。

 左CBの伊藤が斜めのパスを送ると、ポストになった上田が収めて反転。すぐさまスルーパスを送り、右からスペースに走り込んだ久保が受けて、交差するように走り込む鎌田へパス。鎌田はそのままボックスに進入し、相手GKの位置を確認してシュート。ついに日本が均衡を破った。

 両翼をピン止めされ、コンパクトなラインを前に苦しい戦いを強いられたが、ここぞの場面で連係し、日本はゴールをスコアした。さらに87分、左CKで久保が輝く。ショートコーナーで伊東とパス交換した久保は、そのままボックス左に進入。ニアを撃ち抜く鋭いシュートを決めきり、2−0とリードを広げた。

 試合は2−0のまま決着。前半は苦しんだ日本だったが、後半はギアを上げてきっちり勝利を収め、森保一監督の宣言通り、自力で出場権を獲得。見事、8大会連続8回目のワールドカップを出場を決めた。


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