上写真=自信を持って代表活動に参加している高井幸大。2度目の出場に期待がかかる(写真◎サッカーマガジン)
谷口彰悟さんから学んだ
高井はパリ五輪組の中でA代表にステップアップし、定着した一人と言える。まだホームの中国戦(第1節)で71分からプレーしただけだが、最終予選にはコンスタントに招集されている(10月はケガのために招集後に不参加)。それだけ期待が大きいということだろう。
現状、冨安健洋、谷口彰悟、そして町田浩樹と代表常連のセンターバックには故障者が相次いでいる。今シリーズは高井にとって大きなチャンスという見方もできる。
「もちろんその(=出場)機会は狙ってますし、試合に出られればいいですけど、練習から一つひとつプレーに関してもいろいろな選手から学びたいと思います」
前回予選でワールドカップ出場権を獲得したオーストラリア戦は、家で見ていたという(2022年3月24日)。昨年はJリーグのベストヤングプレーヤー賞も受賞。この3年で高井自身の立場は大きく変わった。
「自分でも成長したと思いますし、努力をしてきた自信もあるので、今の自分のプレーにも自信はありますし、Jリーグからやってきた自信もあるので、それをピッチで表現したいと思います」
川崎フロンターレでは主軸を担い、ACLエリートでも準々決勝進出に貢献したばかり。初招集された当初は初々しさを感じさせたが、口にする言葉の端々から代表選手として自覚がうかがえるようになった。
「(バーレーンとの)前回対戦では(チームとして)得点が取れましたけど、今年のバーレーンはすごく好調とは聞いているので注意したいです。個人的にはスライドのところだったり、声をかけたり、自分が試合に出場したら声をかけ続けてディフェンスリーダーとなって頑張りたい。
(リーダーの意識は)もちろんDFをやり始めた頃からありましたけど、プロになってからそういうところも大切なんだと(思った)。僕がプロになった時は谷口彰悟さんがいたので、彼からすごく学んだところはあります。代表ではまだわからないこともたくさんありますけど、自分のプレーを出すことや周りを動かすこともは大切かなと思います」
弱冠二十歳のDFは研鑽を積み、今、飛躍の時を迎えた。われわれは3月シリーズで高井の成長とその才能を、改めて確認することになるかもしれない。