6月11日に行なわれた北中米W杯・アジア2次予選のシリア戦でフル出場した日本代表DF板倉滉。戦い方の幅を広げるために前半は3バック、後半は4バックで戦ったディフェンスラインを統率し、無失点に抑えて勝利に貢献した。試合後、注意したポイントや手応えを語っている。

上写真=フル出場で3バックと4バックの守備陣を引っ張った板倉(写真◎毛受亮介)

■2024年6月11日 北中米W杯・アジア2次予選(観衆26,650人/@Eピース)
日本 5-0 シリア
得点:(日)上田綺世、堂安律、オウンゴール、相馬勇紀、南野拓実

「リスク管理もできていた」

 前半は右にDF冨安健洋、左にDF町田浩樹を従えて3バックの中央でプレーした板倉は「違和感なくできたと思う」とコメント。26分に左サイドを破られたピンチでは、冷静な対応でクロスをスライディングしてブロックするなど安定したプレーを続け、「攻めながら、リスク管理も声を掛けてできていたのでよかった」と自身のプレーを評した。

 後半はDF伊藤洋輝が加わった4バックのCBに入った。「特に今日はボールを持っている時間が長い中で、どうやってコントロールするか。代表選手はすごく顔を出してくれるし、タイミングも良いので、考え過ぎずにやれていた。距離感も良かった」と攻撃面の手応えを語る一方、「イケイケになってもおかしくないくらい、いけてしまうので、それをどこまでコントロールするのか」に気を配ったという。

 さらに4バックへの変更で、守備は「より人に行かなければいけなくなった印象はある」と指摘。「前半の3枚(3バック)の感覚は全く悪くなかったので、4枚(4バック)はトライしようという形でやりましたけど、1対1の場面が増えるのは分かっていて、その勝負で負けていなかったのはよかった」との感触を得た。

 冨安が右SBに入り、CBタイプが4人並ぶ後半の顔ぶれにも「良かったんじゃないですか」と前向き。今後を見据えてオプションを増やす狙いがあった3バックへのトライを経て、後半の4バックは「守備は間違いなく、あの4枚で強くなったと思う」と振り返った。


This article is a sponsored article by
''.