上写真=85分、DF伊藤がインターセプトしたボールを拾った南野が右足でゴール右スミに5点目を決める(写真◎毛受亮介)
■2024年6月11日 北中米W杯・アジア2次予選(観衆26,650人/@Eピース)
日本 5-0 シリア
得点:(日)上田綺世、堂安律、オウンゴール、相馬勇紀、南野拓実
「うまく連係しながらプレーできた」
日本は3-4-2-1で戦った前半、22分までに3-0とする素晴らしい立ち上がり。2シャドーの一角に入った南野は「配置的にも、それぞれ特徴が出しやすい配置になっていたと思う」と語り、「しかも前半、欲しいタイミングでゴールがポンポンと入って、うまく試合を運ぶことができたと思う」と納得の表情を浮かべた。
4バックとなった後半は「4-2-3-1になったとき、アジアカップで結構、難しいシチュエーションが多かった中で、どうすればいいのか、個人的にもすごく考えていた」ことを実践したという。「ワイドに張って味方にスペースを空けた上で、どのタイミングで自分がかかわっていくのか、とか、自分の得意なシチュエーションを生かすのであれば、自分が中に入り、外を誰に任せるのか、とか、そういうところをうまく連係しながらプレーできたのがよかった」と手応えを口にした。
85分にはDF伊藤洋輝がインターセプトしたボールを拾い、日本の2次予選を締めくくる5点目のゴール。「ゴールは狙っていたし、代表で決めるのは常に特別なのでよかった」と喜び、自身のシーズン最後の一戦での得点と勝利を「やっぱり最後の試合は勝って気持ち良く終わりたいと、みんな話していた。個人的にも良いシーズンを過ごした後に最後、負けて終わりたくないという気持ちだったし、自分もゴールを決めて勝利に貢献したい気持ちがあったので、よかった」と安堵の表情を浮かべた。
さらに、初めて日本代表戦が行なわれたEピースの印象を「素晴らしい雰囲気でしたね。臨場感があって、一体感もあった」と称賛。「ここでやれる広島の選手が、すごくうらやましいと思うくらい、良いスタジアムでした。もっと日本に、こういうスタジアムができればいいんじゃないかと思う」と期待を寄せていた。