日本サッカー協会（ＪＦＡ）は７日、理事会を実施。その後のブリーフィングに宮本恒靖専務理事が出席し、今月26日に予定されている北朝鮮とのアウェーゲームについて、現時点でＡＦＣから「まだ返答がない」と説明した。３月に入り、ＡＦＣ関係者が現地を視察したが、開催の可否についてはまだ検討中と思われる。
上写真＝日本代表は21日にホームで、26日にアウェーで北朝鮮戦と対戦する予定だ（写真◎Getty Images）
AFCによる平壌視察は終了
日本代表は今月21日にホーム、東京・国立競技場で、26日にアウェーの平壌・金日成スタジアムで北中米ワールドカップ・アジア２次予選、北朝鮮戦に臨む。
アウェーゲームについては、ＡＦＣが平壌開催を発表しているものの、ＡＦＣのスタッフによる視察は今月上旬に実施されたばかり。その結果を踏まえて、改めて開催の可否が決定されるが、理事会後のメディアブリーフィングに出席した宮本専務理事は「まだ現時点でＡＦＣから連絡はない」と現状について説明した。一部報道で開催の可能性も報じられていたが、決定しているものはないという。また、今後については宮本専務理事は「どんな状況にも対応できるように準備しておく」と語った。
先月もなでしこジャパン（日本女子代表）がパリ五輪の最終予選を平壌で戦う予定だったが、結局、３日前に中立地のサウジアラビア（ジッダ）での開催が正式決定（試合開催は２月23日）。ＡＦＣが視察に入る機会がなかった女子のケースに比べれば、実現可能性は高いものの、通常、アウェーゲーム実施前に行うＪＦＡスタッフの視察の予定もまだ立っていない。
開催については依然として、不透明な部分が多い。
