日本がイラクに苦杯を喫した。アジアカップのグループステージ第2戦で、前半のうちに2点を献上して苦しい展開に。90+2分にようやく遠藤航が1点を返したが、そこまで。キャプテンとして、結果を受け入れ、切り替えることを促した。

上写真=90+2分に旗手怜央のCKを遠藤航がヘッドで押し込んだが…(写真◎Getty Images)

■2024年1月19日 アジアカップGS第2戦(@エデュケーション・シティ/観衆38,663人)
イラク 2-1 日本
得点:(イ)アイマン・フサイン2
   (日)遠藤航

「2失点してるとなかなか難しい」

 旗手怜央の左からのCKを、ファーで合わせてヘディングでプッシュ。遠藤航がイラクのゴールを割った。

 ただし、これは90+2分のこと。あまりに遅きに失した。

 5分に失点。日本の右からのクロスをGK鈴木彩艶が弾いたボールが短くなって、アイマン・フサインにヘッドで押し込まれた。45+5分にリードを広げられた。同じく日本の右を破られ、逆サイドから入ってきたアイマン・フサインに再びヘッドで叩き込まれた。

「結果として受け入れるしかない」

 キャプテンの遠藤は表情を変えずに振り返る。

「前半の入りがよくなくて、1点取られてからは自分たちもリズム作りながら、チャンスは作ってましたけど、相手もラフに入れてくる中で、セカンドボールだったり、一つひとつのところで特に前半は相手に上回られる展開になってしまったので、厳しい戦いになりました」

 PKの判定がVARチェックの後に取り消される不運もあり、絶好のチャンスにシュートミスや判断ミスが相次いだ。

「後半は、もちろん点を取りにいかなきゃいけないシチュエーションで、最後まで点を取りにいく姿勢は見せましたけど、やっぱり2失点してるとなかなか難しい」

 やはり、早々の失点は試合を難しくする。グループステージ突破がかかるインドネシアとの最終戦で、同じ轍を踏んではいけない。この悲しい敗戦の直後にキャプテンが掲げたのは、戦う姿勢。

「いや、もう勝つしかないんで、とにかく、戦術どうこうはあるとは思いますけど、しっかりベースの部分に戻りながら、次の試合、戦いたいなと思います」


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