日本代表の久保建英が17日に行われるチュニジア戦を前に取材に応じた。トップ下、あるいは右サイドで先発することが予想されるが、久保はどこで出てもチームに勝利をもたらすべくプレーすると意気込みを語った。

上写真=チュニジア戦で先発濃厚の久保建英(写真◎サッカーマガジン)

カナダ戦で注目された森保監督と会話するシーン

 澱みのない言葉に自信がみなぎる。前日練習を終えて取材に応じた久保は、チュニジア戦に向けて集中していた。

 カナダ戦ではベンチで戦況を見守り、森保一監督とベンチ前で話し込むシーンが話題になった。会話の中身について聞かれた指揮官は「詳しくはお話しできませんが、久保は普段所属しているレアル・ソシエダでゴールキック、ビルドアップの部分でどういうことをやっているかということを少し聞きました」とコメント。久保も同様の質問に対して「僕はそんなヨーロッパトップレベルでやってる自分とか、そういうふうなことは思ってないんですけど、代表が強くなるために、監督もそうやっていろんな選手に聞いたりとか、いろんなことを融合してると思うので、一個人の選手がもたらせるものがあるならば、喜んでっていう、僕だけじゃないと思いますよ。それは」と説明した。

 そこにあるのは、少しでもチームを良くしたいという考えだろう。

 久保はチュニジア戦で先発することが濃厚だが、注目されるのはどのポジションでプレーするか。指揮官が4−1−4−1ではなく、4−2−3−1の採用を明言していることからして、トップ下でプレーする可能性は高い。

「トルコ戦はよかったですけど、やることも多かったですし、僕個人としてはすごい疲れたので、そういった意味で今度はどうなるかわからないですけど、できればトップ下で出た場合は、もっと前の仕事に専念したいかなと思っています」

 組み立てに参加し、フィニッシュに絡むなど縦横無尽にプレーした9月のトルコ戦よりも、より前目でプレーすることを心がけたいとした。一方で右サイドでプレーすることになっても、どうプレーするかのイメージはできているという。

「やることはいつもと変わらないと思うんで。右で出た場合は縦にも中にも行けるのが今の僕の特徴だと思うんで、1枚くらいなら全然余裕かなと思います」

 いずれにせよ、久保にはチームの攻撃をリードすることが期待される。特に今回は三笘薫や鎌田大地が不在だから、なおさらだ。

「もともと彼らがいてもいなくても僕は主役になるつもりでいつも来てるので、そこは変わらないですね、いつもと」

 試合を決め、チームを勝たせる存在となるべく、久保はピッチに立つ。注目のチュニジア戦は17日、19時10分にキックオフされる。


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