9月シリーズに臨む日本代表のメンバーが明日31日に発表される。9月9日にドイツ代表、12日にトルコ代表と対戦。欧州勢と対戦できる貴重な機会に、欧州各国リーグで活躍する日本人選手がまずます増えている中、森保一監督はどんなチームを編成するのか。

森保監督が選ぶメンバーは?

 GKは中村航輔、シュミット・ダニエル、大迫敬介。6月シリーズと同様の面子。シュミット・ダニエルは執筆時点でSTVVからフランスのメスへ移籍の噂があるものの、代表の中心選手でもあり、代表活動に参加し、その後に新天地で力を尽くすのではないか。

 DFは板倉滉、冨安健洋、瀬古歩夢、谷口彰悟、菅原由勢、橋岡大樹、伊藤洋輝。4バックを想定し、各ポジションに2人ずつを招集。サイドバックの専門職が手薄だが、左右ともにプレー可能な冨安と相馬勇紀がおり、層としては十分。また、すでにバダースフィールド(イングランド2部)のセカンドチームの試合に出場している中山雄太を、その状態を把握するために招集する可能性もなくはないが、今季トップチームでの出場機会がなく、強度面で不安が残るため、今回も招集外となるだろう。

 MF/FWは遠藤航、守田英正、鎌田大地、川辺駿、南野拓実、伊東純也、堂安律、三笘薫、相馬勇紀、久保建英、古橋亨梧、小川航基、上田綺世、浅野拓磨、前田大然、中村敬斗の16名。前回同様のメンバーになると予想した。久保は右足大腿部を負傷したとの報道もあり、ケガの状態次第というところもあるが、シーズンの開幕からソシエダを牽引する好調なプレーを見せており、問題なければ間違いなく招集されるだろう。スタッド・ランスに加入したばかりの中村敬斗は上田同様、『クラブ専念』のタイミングと言えなくもないが、今回も名を連ねると予想した。

 選手の招集に関して、森保監督は『コンディション面の問題を抱えていないこと』、『所属クラブで結果を残していること』、そして『強度の高さをピッチで示していること』をポイントとして挙げてきた。その上で『代表活動の中で直にコンディションを確認したい選手』や『代表のコンセプトを理解してもらいたい選手』も招集し、ラージグループを形成、チームづくりを進めている。11月に始まる北中米W杯予選、来年1月のアジアカップに向けて、テスト機会として重要な今回の9月シリーズ。はたして指揮官はどんなメンバーを選ぶのか。明日31日、14時に発表会見は行われる。


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