上写真=初のA代表選出についてオンライン会見で語った満田(写真◎スクリーンショット)
「少しでも多く出場して結果を出せれば」
A代表初選出を知らされたときを「年代別を含めて代表に入ったことがなかったので、率直にうれしかった」と振り返った。森保一監督からは合流した際に「いまの活躍などを評価して選出した。思い切ってやればいいから」と声を掛けられたという。
地元のソレッソ熊本からサンフレッチェ広島ユースに進み、4年時にキャプテンも務めた流通経済大を経て今季、広島に帰ってきたルーキー。明治安田生命J1リーグでは開幕から2試合はベンチ外、JリーグYBCルヴァンカップでも当初は控えスタートだったが、ルヴァンカップのグループステージ第2節で交代出場からプロ初ゴールを決めると、勢いのままに定位置をつかんだ。
運動量とスピードを生かして前線から激しくボールホルダーにプレッシャーをかけ、ミヒャエル・スキッベ監督の狙いを体現するだけでなく、リーグ戦5得点を挙げるなど攻撃面でも結果を出して大ブレイク。疾風のごとき活躍で注目を集め、前述のプロ初得点から4カ月でA代表初選出まで上り詰めた。
「プロ1年目から数字を出せているので、満足できる結果になっている」と自信をのぞかせつつ、「まだまだ結果を出していかなければいけないと、逆に感じている」と心境を語る。7月17日にリーグ戦があったために「周りの選手よりスタートが遅れてしまいましたが、残り2試合あるし、しっかりアピールして、少しでも多く出場して結果を出せれば」と意気込んだ。
中国、韓国と対戦するE-1選手権の残り2試合に向けて「攻撃だけでなく、守備でもしっかりと貢献できるのが特徴。そういった面で他の選手との違いを生み出し、攻撃につなげることができれば、自分の特徴も発揮できる」とイメージ。さらに「この中から日本代表を背負って(カタール・)ワールドカップに出られる可能性はゼロではないと思う。メンバーに食い込んでいくのはもちろん、自分のチームでJリーグやカップ戦も残っているので、そこに向けてひと回りもふた回りも成長して、この期間を終えたい」と力強く決意を語った。