日本代表MF森島司が、7月20日のオンライン取材で報道陣の質問に答えた。E-1選手権の初戦は合流直後で出場しなかったが、今季サンフレッチェ広島で好プレーを続けている自信を胸に、中国、韓国と対戦する残り2試合への意気込みを語っている。

上写真=笑顔も交えながらE-1選手権の残り2試合への決意を語った森島(写真◎スクリーンショット)

今季J1でキャリアハイの6得点

 E-1選手権に臨んでいる日本代表は7月17日に集合して活動をスタートさせたが、同日に明治安田生命J1リーグ第21節の試合があった広島の6選手は遅れての合流となった。19日の初戦は香港に6-0で大勝し、中国との第2戦は24日。森島は「次の試合に向けて4日ある。チームで練習の時間もあるので、みんなと戦術などを共有しながら向かっていけたら」と今後を見据えた。

 日本代表を率いる森保一監督は、四日市中央工高(三重)から2016年に広島入りした当時の指揮官だ。前述のJ1第21節ではヘディングで先制点を決めており、合流した際に「ヘディングで決めていたね、と言われた」という。

 プロ2年目の17年に開幕スタメンでJリーグデビューを果たしたが、この年の広島は序盤から低迷して残留争いを強いられ、森保監督はシーズン途中で退任している。当時は中心選手ではなかった森島は「(広島で)見てもらっていた頃はヘディングでゴールを決めたことがなかったし、弱々しかった頃しか見られていない。少しでも成長しているところを見せられたかなと思う」と語った。

 前述の得点は今季リーグ戦6得点目で、19年の5得点を上回ってキャリアハイとなった。「Jリーグで点を取れているので、代表でも中盤でかかわりながら、ゴール前に入っていくところを見せていけたら」と自身の働きをイメージし、「広島の選手たちのおかげで、また選んでもらえるようになった。応援してくれる人たちのために頑張りたい」と意気込んでいる。

 E-1選手権は前回19年にA代表デビューを果たした大会で、初戦の中国戦と第3戦の韓国戦にフル出場。中国戦は2-1で勝ったものの、韓国戦は0-1で敗れて優勝を決められており、「前回、中国戦ではまずまずのプレーだったと思いますが、韓国戦は正直、何もできなかった」と振り返る。その中国と韓国と対戦する残り2試合に向けて「今シーズン、広島で自信を持ってサッカーができている。それをそのまま(発揮して)、韓国だからとかは関係なく、相手を上回りたいし、前回負けているので、勝って優勝したい」と決意を新たにしていた。


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