上写真=昨年6月以来の日本代表での出場となった川島(写真◎JMPA小山真司)
■2022年3月29日 FIFAワールドカップ・アジア最終予選・B組第10節(@埼玉スタジアム/観衆44,600人)
日本 1-1 ベトナム
得点:(日)吉田麻也
(ベ)グエン・タイン・ビン
「次に向けてしっかり対策できるように」
昨年9月のカタールW杯アジア2次予選・キルギス戦以来の出場機会で、最終予選は初出場。川島は「(W杯予選)突破が決まり、最後の試合でもあったし、ここまで連勝が続いていたので、後ろとしては無失点で終えたいなという気持ちもあった。とにかく今日は勝って、ホームで喜んでもらいたいという気持ちが大きかった」と振り返る。
だが19分、CKからマークがルーズになったスキを突かれ、ヘディングシュートを決められてしまう。最終予選で前節まで5試合連続無失点中だった日本にとっては、第4節のオーストラリア戦以来の失点。「良いボールが入ってきて、マークもはっきりつけなかった。セットプレーに気を付けようと話していて、ああいう形で失点してしまったのは残念」と語った川島は、「相手のチャンスがほとんどない中での失点だった。もう一度、自分たちで見返して、次に向けてしっかり対策できるようにしていかなければいけない」と続けた。
満足できない結果に終わったとはいえ、出場権はつかみ、今後は11月に迫るカタールでの本番を見据えた準備が始まる。過去に何度もW杯への準備を経験してきた川島は、求められることについて「どのチームもそうですけど、時間がないというのが一番だと思う。ここでワールドカップを決めることができて、安心している暇もない」と指摘した。
「今日も含めて(準備のための)試合数は限られている」。あらためて自身の考えを口にした39歳のベテランは「自分たちがどういうプランを持ち、どういうクオリティーでプレーしていくのかは、より課題を持ってやっていかなければいけない」と強調した。