日本サッカー協会(JFA)は21日、セルティックに所属するFW前田大然がコンディション不良のため、カタールW杯出場権のかかる3月24日のオーストラリア戦、29日のベトナム戦に参加しないと発表した。なお前田に代わる選手の追加招集は行なわない。

上写真=コンディション不良で不参加となった前田大然(写真◎Getty Images)

前田に代わる選手の追加招集はなし

 大迫勇也、酒井宏樹に続き、前田大然もアジア最終予選に不参加となった。JFAによれば「コンディション不良」のため。前田に代わる追加招集は行なわないとしている。

 大迫に代わっては林大地(STVV)が追加招集されたが、日本時間20日の深夜に行なわれたベルギー1部リーグ、べールスホット戦に先発出場しており、シドニー到着はオーストラリア戦の2日前になる予定。直前の合流となるうえ、林は初招集でもあり、いきなり先発するとは考えにくい。

 今回の試合でチームが4-3-3を採用するとなれば、3トップの中央、センターフォワードの候補に挙げられるのは上田綺世、浅野拓磨、南野拓実の3人か。今回の最終予選は冨安健洋の不在に始まり、南野を欠く試合があり、古橋亨梧も欠くなどスタート当初から主軸の離脱が相次いだ。1月の中国戦、2月のサウジアラビア戦では吉田麻也と冨安というレギュラーCBを同時に欠くなど、過去の予選でも経験したことのないほど、難しい編成を強いられた。

 それでもピンチはチャンスとばかりに代わって出場する選手が役割を果たし、チームは前進してきた。勝てば、本大会出場が決まるオーストラリア戦。森保一監督がこれまで繰り返してきた通り、日本の「総合力」を発揮して、勝利をつかみ取りにいくしかない。


This article is a sponsored article by
''.