伊東純也が止まらない! 1月27日、カタール・ワールドカップの最終予選第7戦で日本は中国を迎えた。右サイドにもぐり込んで送ったクロスがハンドを誘って先制PKになり、61分には中山雄太のクロスをヘッドでたたき込んで追加点。3試合連続ゴールで勝利を引き寄せた。
上写真=伊東純也が3試合連続ゴールを決めて、2-0の勝利に導いた(写真◎Getty Images)
■2022年1月27日 FIFAワールドカップ・アジア最終予選・B組第7節(@埼玉スタジアム/観衆11,753人)
日本 2-0 中国
得点:(日)大迫勇也、伊東純也
「合わせるだけでした」
遠藤航から右外の酒井宏樹に渡ったところで、伊東純也は守備ラインの裏にスペースを見つけた。するりともぐり込むと、酒井からパスが来た。
「酒井くんが持ったときにスペースがあったので、走り込んで、マイナスにチップで上げようとしたら手に当たりました。ラッキーだったですけど、点が取れたのが良かったです」
これで得たPKを大迫勇也がしっかりと右に蹴り込んで、13分と早い時間に幸先よく先制した。
このあと、チャンスは作りながら決めきれない展開はもどかしかったが、それを吹っ切ったのも伊東だ。61分、交代で入ったばかりの中山雄太が左から鋭いクロス。DF2人の間に入った伊東がヘッドでズバリと突き刺した。
「チームが勝てればいいと思っていましたし、雄太からいいボールが来たので合わせるだけでした」
これで3戦連発と止まらない。いずれも左を崩して右で仕留めてきた。必殺パターンになりつつある。それでも「多くのチャンスを作れていたけど、決めきることができなかった。決めきれればもっと楽な試合になったので、次にしっかり修正したい」と、これまでと同じように、決定力を突き詰める反省を口にした。
その「次」とは、2月1日のサウジアラビア戦。首位に立つ相手には、アウェーでは敗れている。
「次にしっかり勝って、前回は負けてるのでワールドカップに近づけるようにしたい」
その勝利は、伊東の4試合連続ゴールでもぎ取りたい。