日本代表FW浅野拓磨が、1月25日のオンライン会見で報道陣の質問に答えた。合流直前にクラブで今季初得点を決めており、カタール・ワールドカップ(W杯)最終予選の2連戦でも結果を残そうと燃えている。

上写真=オンライン会見で最終予選ホーム2連戦への意気込みを語った浅野(写真◎スクリーンショット)

「あとはゴールを決めるか、決めないか」

 今季ボーフム(ドイツ)に加入した浅野は、1月22日のケルン戦で加入後初得点。「代表に選ばれるまでに絶対に1点欲しいと思っていた」と思いを明かし、「メンタル的にも上向きで代表に合流できて、僕の中では大きかった」と振り返った。
 
 昨年末にボーフムのチームメイトが新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受け、濃厚接触者に指定された浅野は、自宅での隔離生活を余儀なくされた。「自分でトレーニングできることはやっていましたが、それでも少しコンディションは落ちてしまって、回復するまできついな、と感じていた」と語るが、隔離期間が明けた後は「そこまで手こずらずに(クラブに)合流できた」という。それでも今回の活動に際しては「いまもコンディションは良くなってきているところ。ケガに気をつけながらやっていきたい」と強調した。
 
 1月27日に中国、2月1日にサウジアラビアと戦う今回の2試合は、キャプテンのDF吉田麻也と、DF冨安健洋、CBのレギュラー2人が負傷で欠場する。「2人がいないことで、大丈夫かという声もあると思う」と指摘した浅野だが、一方で「大きな力がある2人ですが、2人だけで守っているわけでもない。いないのなら、チーム全員で補えるように。代わりに入ってくれる選手も間違いなく、補える力がある」とコメント。「そこまで大きな問題はないのかなと、僕自身は感じている」と見解を述べた。
 
 キャプテンが欠場することについても「一人ひとりがキャプテンシーを持ってやることで、チームの一体感が増すと思う。一体感を高めて試合に臨めば全く問題ない」ときっぱり。「攻撃陣がゴールを取れれば、守備のことを大きく意識しなくても良い戦いができる」と続け、得点を奪うことで守備の負担を軽減したいとの考えを示している。
 
「スタートから出るか、途中から出るかは(森保一)監督の中に、ある程度プランがあると思う。どう使われても全力でプレーして、自分の武器を生かせる自信はある」。力強く語った浅野は「あとはゴールを決めるか、決めないかという世界。チームで結果を残せていない状況で呼んでくれて、信頼してくれていると感じる。それを結果で返していくだけ」と結果への強い思いを口にした。


This article is a sponsored article by
''.