上写真=大会エンブレムをバックに。オーストラリアから世界を目指す戦いが、いよいよ始まります!(写真◎日々野真理)
強烈な日差しのパースで初戦への準備
なでしこジャパンを追いかけてオーストラリアへ、まずはグループステージの開催地パースにやってきました!
オーストリアで最も天気の良い街として知られているだけに、日差しが強く、こまめに対策をしないと痛いほどの日焼けをしてしまう恐れがあるそう。ということで、私も日焼け止め対策グッズをスーツケースに詰め込んできました。
到着したのは現地時間3月1日の夜。ちょうどパースでは大会開幕戦のオーストラリア-フィリピン戦が行なわれており、1-0でオーストラリアが勝利しました。4万4379人の観客が集まり、女子アジアカップの観客動員新記録となったそうです。23年にニュージーランドとの共催で女子W杯を開催したオーストラリアの、女子サッカーに対する熱を感じる数字ですね。
翌2日に取材許可証を受け取り、現地での取材がスタート! 練習では予想どおりの強い日差しが降り注ぐ中、選手たちが元気いっぱいの様子で練習に取り組んでいました。
この日の練習会場は大会公式練習施設の一つである『SAM KERR FOOTBALL CENTER』という素晴らしい施設。開幕戦でも決勝ゴールを決めたオーストラリア女子代表のスター、FWサム・カー選手の名前を冠しています。日本サッカー協会の佐々木則夫女子委員長も「施設の名前に現役選手の名前がつけられるなんて、すごいことだよね」と驚きを隠せない様子です。

サム・カー選手の名前を冠した練習会場で、笑顔で出迎えてくれた佐々木女子委員長
炎天下での練習は約1時間半。練習中もスプリンクラーを稼働させるほどの強い日差しにもかかわらず、選手たちは「暑さはあるけど、青空が気持ち良いです」と一様に笑顔。練習後の表情からは、初戦に向けた充実ぶりが伝わってきます。取材初日から期待が高まってきました!

笑顔がトレードマークのMF浜野まいか選手

左からFW千葉玲海菜選手、GK山下杏也加選手、MF長野風花選手

左からDF北川ひかる選手、FW田中美南選手、DF山本柚月選手、DF石川璃音選手。日テレ・東京ヴェルディベレーザの山本選手は昨季WEリーグでMVPを受賞しました

三菱重工浦和レッズレディースのDF高橋はな選手(左)と、かつて浦和でチームメイトだったMF清家貴子選手

さわやかな笑顔で語ってくれた北川選手

MF松窪真心選手(左)とFW土方麻椰選手がランニング
グループステージ初戦を翌日に控えた3日には、練習前に試合会場で公式会見。ニルス・ニールセン監督は「初戦ということで、まずは自分たちのプレースタイルやゲームモデルにしっかりと集中して、必要なことをやっていきたい。相手より自分たちに集中して、試合になってみれば何が起こるか分からないのですが、試合の中で修正していきたい」、キャプテンのMF長谷川唯選手は「どの相手に対しても自分たちのやりたいサッカーをやりたいという気持ちでいる。それでも大会の初戦は、すごく難しいところがあると思う。オーストラリアの開幕戦を見ても、それをすごく感じたので、相手どうこうよりも、自分たちがやることにフォーカスしてやれたら、良い試合ができるんじゃないか。大会を通して、自分たちが自信を持ってプレーできれば圧倒して勝てる試合も多くあると思うので、しっかり見せていきたい」と語り、徐々に緊張感が高まってきています。

キャプテンのMF長谷川唯選手(左)とDF清水梨紗選手。経験豊富な2人のプレーに注目です!

グループステージ第1戦の公式会見に出席した長谷川唯選手とニルス・ニールセン監督
今大会に向けて「日本が優勝して、アジアの女子サッカーを引っ張るんだという自覚をみんなに伝えなければいけないと思っています」と話していたのは、DF熊谷紗希選手。アジアの大会の難しさを知っているからこその、力強い言葉です。
今大会は来年ブラジルで開催される女子W杯の予選を兼ねており、上位4チームと、準々決勝で敗れたチーム同士のプレーオフに勝利した2チーム、計6チームが出場権を獲得します。熊谷選手は「このチームで来年のW杯で優勝するという、一番大きな目標があるので、女子アジアカップは必ず手にしたいタイトルです。目の前の試合、目の前の大会を見失うことは絶対にありませんが、1年後を見据えながら、いま自分たちにできること、やるべきことにしっかり向き合って臨みたい」と力強くコメント。「このチームになって初めての長丁場の大会なので、一つの大会をチーム一丸で戦い抜く経験や、チームの方向性を定める良い機会だと思っています」と語っていました。
目指すはアジアの頂点、そして世界の頂点へ! なでしこジャパンのリーダーの言葉からは、そんな強い思いが伝わってきます。
日本の女子サッカーの成長のためにも、間違いなく重要な大会となる今回の女子アジアカップ。なでしこジャパンのグループステージ初戦、チャイニーズ・タイペイ戦は日本時間3月4日14時キックオフです。DAZNにて生配信、私は試合前後にニールセン監督や選手たちのインタビューをお届けします。
皆さん、なでしこジャパンの戦いに、ぜひご注目ください!
取材・写真◎日々野真理

