日本女子代表(なでしこジャパン)は16日、EAFF E-1選手権で中国戦に臨んだ。日本はこの一戦に勝てば優勝が決まる状況だったが、勝ちきれず。優勝の行方は韓国対台湾の結果次第となった。
※編集部注◎韓国対台湾は2−0で終了。韓国が優勝、中国は2位、日本は3位転落となった。

上写真=チャンスがなかったわけではないものの、決めきれなかった日本。中国とスコアレスで引き分けた(写真◎Getty Imagse)

■2025年7月16日 E-1選手権(@水原)
日本 0−0 中国

終盤のチャンスに決めきれず…

 日本はここまで1勝1分けの勝ち点4で、勝てば5度目の優勝と大会3連覇が決まる状況。対する中国も同じく勝ち点4で、この一戦に勝てば、タイトルを手にできた。

 互いに勝利を目指した試合は激しい雨の中で行われ、我慢比べのような展開となる。ボールをアタッキングサードまで運んでもその先のクロスやパスが精度を欠いて、なかなか決定機にはつながらない。

 試合は70分を過ぎても0−0のまま。日本はこの試合ではセンターバックとしてプレーしていた高橋はなを前線に上げてスコアを動かしに出る。一方で中国も攻勢に出て、両チームのゴール前でプレーするシーンが増えていった。

 アディショナルタイムにはその高橋にビッグチャンスが訪れたが、結局最後までゴールは生まれず、試合はスコアレスドローに終わった。この結果、日本も中国も勝ち点を5に伸ばしたものの、19時30分にキックオフされるの韓国対台湾で韓国が勝利した場合には、韓国も勝ち点5で並ぶことになった。

 その場合、当該3チーム間の成績がいずれも引き分けとなるため、総得点の勝負になり、「1ゴール」の日本は優勝を逃し、「2ゴール」の中国も及ばず、「3ゴール」の韓国が逆転優勝。仮に韓国が台湾に引き分け以下に終わった場合のみ、日本は中国に得失点差で勝るため、優勝を手にできるという極めて厳しい状況になった。

【編集部注】同日の夜に行われた韓国対台湾は、2−0で韓国が勝利。この結果、韓国が優勝、中国が2位、日本は3位に転落することになった。


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