なでしこジャパン(日本女子代表)の候補トレーニングキャンプに追加招集されたMF阪口萌乃。所属クラブとは異なるポジションでプレーしている今回の活動で、今後の日程でも自分の持ち味を発揮すべく燃えている。

上写真=4月8日のオンライン会見で報道陣の質問に答えた阪口(写真◎スクリーンショット)

代表ではボランチでプレー

 4月4日から始まったキャンプに当初は招集されていなかったが、2得点を挙げて勝利に貢献した3日のWEリーグ第16節終了後、追加招集が発表された。池田太監督就任後では初招集となった阪口は「急きょだったので、日を重ねるごとにコンディションは少しずつ上がってきている」と現状についてコメントしている。

 7日には高校の男子チームとの練習試合が行なわれた。現在INAC神戸レオネッサではFWでプレーしているが、複数のポジションをこなせるとあってボランチの一角でプレー。30分×3本で3-1で勝利した一戦では、池田監督の戦い方を意識して「戦術や守備のやり方をしっかり試合前に確認して、やりたいことはみんなで表現できたのかなと思う」と振り返った。

 なでしこジャパンで生かしたい自分の武器を「時間を作ったり、落ち着かせたい」と語り、練習試合でも「ビルドアップでボールにかかわりながら、というプレーも多かった。自分の持ち味として出していきたい」と強調する。クラブとのポジションの違いに対応しながら「チーム(INAC神戸)でも、守備の強度はすごく言われています。太さんも守備の強度を意識していて、共通していると思う」という代表で、自身の存在価値を示そうと意欲的だ。

 なでしこジャパンは6月にフィンランド遠征、7月にはトレーニングキャンプやE-1選手権など、今後も2023年女子ワールドカップを視野に活動が続く。そこへの生き残りが懸かる今後に向けて、阪口は「せっかく招集してもらった。見てもらっていたことに自信を持って、残りの合宿を頑張っていきたい」と力強く語った。


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