なでしこジャパン(日本女子代表)MF宮澤ひなたが、女子アジアカップ3連覇への貢献を誓った。まずは1月21日のグループステージ初戦、ミャンマー戦で、武器のドリブル突破などで得点に絡む活躍を期している。
上写真=持ち味の突破力で貢献が期待される宮澤(写真◎山口高明)
「チームに良い影響を与えられたら」
なでしこジャパンは今回の女子アジアカップに向けて、1月11日から国内合宿を始め、現地時間17日からは開催国のインドに入って最終調整を進めてきた。「短い期間でしたが、チームの狙いなどは共有することができた」と語った宮澤は、21日のミャンマーとの初戦を前に「日本とインドは気候や環境が違いますが、まずは初戦に向けて、チームとしても個人としても良い準備ができていると思う」と確かな手応えを口にしている。
昨年、WEリーグ開幕を控えて日テレ・東京ヴェルディベレーザから、マイナビ仙台レディースに完全移籍。「いままではサイドでドリブルで仕掛けてクロスやシュート、という形で終わっていたのが、今シーズンは中央でターンしてチャンスを作ったり、自分の持ち味であるドリブルで運んだりするところで、より自分らしさを出せているのかなと感じる」という。WEリーグ前半戦を終えて2位という好調の原動力となっており、「仙台で自信を持ってプレーできているぶん、代表で自分のプレーを、より出せたら」とイメージを膨らませた。
ミャンマー戦に向けては「国内でやっているレベルのままでやったら、すぐにボールを取られたり、失点につながってしまう。より準備スピードを早くしたり、ちょっとしたボールの置き場所にはこだわっていきたい」と強調。相手が守りを固めてくることも予想される中で「ずっとパスを差し込んでいても、崩れないところがあると思う。サイドや真ん中から、どんどん仕掛けて相手の間を割っていきたい」と意気込み、「自分のプレーでチームに良い影響を与えられたら」と言葉に力を込めた。
3連覇と、2023年女子ワールドカップ出場権が懸かる大会。宮澤は「なでしこジャパンとして出るアジアの大会は初めてなので、何か結果を残したい」と語り、「貪欲にゴールを狙っていきたいと思っている。どの位置からでもシュートを狙っていきたい」と得点への強い意欲を示した。