上写真=先制ゴールを決めた川崎Fの山市(写真◎J.LEAGUE)
■2026年10月28日 ルヴァンカップ4回戦(観衆5,366人/@駅スタ)
鳥栖 0ー2 川崎F
得点:(川)山市秀翔、マルシーニョ
唯一のJ2勢が消える
前半から川崎Fが圧倒的にボールを握った。プレーする場所も鳥栖陣内がほとんど。ボールロスト後の回収も早く、連続攻撃につなげた場面は多かった。
しかし、鳥栖も自陣ゴール前で粘りを見せる。そもそも川崎Fがフィニッシュの精度を欠いたことも大きいが、シュートの場面ではしっかり体を寄せ、足を伸ばして得点を許さなかった。
ハイプレスとハイラインをベースにパスをつないで攻めることを信条とする鳥栖は、J2の舞台では引いた相手をいかに崩すかに注力するケースが多い。一方で、ルヴァンカップ2回戦の東京V戦、3回戦の福岡戦とJ1勢との対戦で互いに攻め合う展開とななり、攻撃面の持ち味を存分に生かすことになった。
ただ、この日の川崎F戦では違いを見せつけられる。プレスをかわされ、ボールを奪っても素早い寄せに遭ってはパスが乱れ、なかなか攻撃を形作ることができなかった。鳥栖の小菊昭雄監督は試合後、「違いを感じさせられた」と話した。
攻める川崎F。しのぐ鳥栖。前半の大半を占めた試合の構図は、後半も書き換えられることなく、続いていく。そして65分、ついにネットが揺れた。ボックス右から山市秀翔が左足を振り抜き、ゴール左下を射抜く。川崎Fが先制した。
リードを手にした川崎Fはそこからさらに試合を決めにいく1点を、そしてもちろん鳥栖は同点となる1点を奪いにいくことになった。70分過ぎからは鳥栖も攻めの時間を作り始め、何度か川崎Fゴールに迫ったが、決定機を創出するまでには至らず。86分には川崎Fが試合を決める2点目をスコアしてみせる。途中出場のマルシーニョがネットを揺すった。
試合はそのまま川崎Fの2−0で決着。終始優位にゲームを進めたチームが準々決勝進出を決めた。2回戦、3回戦とJ1勢を破って勝ち上がってきた鳥栖は苦しい展開を耐えしのぎ続けたが、3連勝とはならず、敗退が決まった。
なお、11月11日から始まるプライムラウンド準々決勝は、この日の各試合を勝ち抜いた川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、浦和レッズ、セレッソ大阪の4チームに、柏レイソル、FC町田ゼルビア、およびプライムラウンドからの出場となる鹿島アントラーズ、ヴィッセル神戸を加えた計8クラブにより、ホーム&アウェイ方式のトーナメントで行われる。また、対戦カードは10月29日開催予定の抽選会にて決定される。
