2026/27シーズンの明治安田J3リーグ第3節が8月22日に各地で行なわれ、ガイナーレ鳥取と福島ユナイテッドFCが対戦した。開幕から1分け1敗の鳥取と2連敗の福島が今季初勝利を目指した一戦は、立ち上がりから優勢に進めた福島が後半に先制点を奪う。だが鳥取は神奈川大在学中で加入内定済みの特別指定選手・山本颯太が途中出場から同点ゴールを決めると、後半終了間際には2点目を決め、劇的な逆転勝利で勝ち点3をもぎ取った。

上写真=プロ初得点で同点ゴールを決めた山本(19番)が、後半終了間際に劇的な2点目を決めて会心の表情! 今季初勝利に導く活躍を見せた(写真◎石倉利英)

■2026年8月22日 明治安田J3リーグ第3節(@Axis:観衆2,565人)
鳥取 2-1 福島
 得点:(鳥)山本颯太2
    (福)芦部晃生

2点目は「ちょっとびっくりした」

 福島は立ち上がりの7分、FW清水が右サイドから放ったシュートが右ポストに当たって外れると、14分のMF中村のシュートもわずかに上へ。29分にはFW岡田のシュートも右に外れ、39分に中村が左サイドから放ったシュートも鳥取GK桃井にセーブされた。

 なかなかチャンスをつくれない鳥取に対し、スコアレスで迎えた後半も押し気味に進めた福島は58分に先制点を奪う。最終ラインからの縦パスを合図に一気に中央突破を図る狙い通りの攻撃で鳥取の守備網を破ると、最後は後半開始から出場していたMF芦部が右足で蹴り込んだ。

 だが鳥取も66分、すぐさま追いつく。DF荒井が中央右寄りをドリブルで運んでから前線のスペースにロングパスを送ると、2027シーズンの加入が内定している神奈川大在学中のJFA・Jリーグ特別指定選手で、失点直後に途中出場していたFW山本が、フリーランニングからスライディングして右足で合わせ、ゴール右に決めた。

 その後は両チームが次の1点を狙って攻め合うが、2点目を奪ったのは鳥取だった。88分、福島の自陣でのビルドアップを狙ってMF東條がインターセプト。パスを受けた山本が相手を右に外して思い切り良く右足を振り抜くと、福島の選手に当たったボールがGKチョン・ソンリョンの伸ばした手をかすめてゴール左に決まった。

 その後は福島も猛攻に転じたが、守り切った鳥取がホームで劇的な逆転勝利。同点ゴールを決めた後の飲水タイムで、控えのGK寺沢佑太から「『もう1点取れるぞ、たぶん来るぞ』と言われていた」という山本は「本当に来て、ちょっとびっくりしたんですけど、あのシーンは振り抜くだけでした。チームを勝たせることがFWの仕事なので、決められてうれしかったです」と勝利への貢献を喜んでいた。

取材・写真◎石倉利英

▼出場メンバー
・鳥取:GK桃井玲、DF荒井涼、金浦真樹(77分:ローレンス・マルコ)、二階堂正哉、鄭翔英、MF本保奏希(67分:東條敦輝)、矢島慎也(77分:清水祐輔)、木内達也、河村匠、FW篠田大輝(59分:山本颯太)、小西陽向(67分:藤田一途)

・福島: GKチョン・ソンリョン、DF上原牧人(72分:佐々木奈琉)、藤谷匠、土屋櫂大、安在達弥(89分:鈴直樹)、MF針谷岳晃、中村翼(72分:吉田陣平)、狩野海晟(72分:泉彩稀)、FW奥田晃也(HT:芦部晃生)、清水一雅、岡田優希


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