福島ユナイテッドFCのDF堂鼻起暉が、アウェーでの悔しい敗戦を糧にすることを誓った。4月6日の明治安田J3リーグ第8節でガイナーレ鳥取を相手に押し気味に進めながら、試合終了間際の失点で完封負け。4試合未勝利の苦境から抜け出すべく、前を向いて次節に向かう決意を語っている。

上写真=フル出場で勝利を目指した堂鼻だがチームは完封負け。これで4試合未勝利となった(写真◎石倉利英)

■2024年4月6日 J3リーグ第8節(@ヤジン:観衆2,518人)
鳥取 1-0 福島
 得点:(鳥)松木駿之介

「次に生かさなければいけない」

 福島は前半、左サイドのスペースを突いて多くのチャンスを多く作ったものの、決めることができなかった。CBの一角で守備を統率した堂鼻は「自分たちがやりたいサッカーはできていたと思いますが、前半に決定機を多く作ることができたので、前半で決め切れていたら、また違う展開になって、ゲームを進めやすかったんじゃないかと思う」と振り返る。

 自ら均衡を破るチャンスもあった。31分、右CKのチャンスでマークを外してヘッドで合わせるも、クロスバーの上へ。思わず天を仰ぎ、「自分が思っていたところとキッカーのボールが合ったので、決め切りたかった」と悔しがった。

 後半は攻め込まれる場面もありながら耐えていたが、88分に中央を破られて失点し、0-1で敗戦。「自分たちが攻撃的にいけていたぶん、相手の狙いはカウンターで、フォワードに基点を作って、という狙いだったと思います。そこでの集中、基点をつぶすところはディフェンスラインで話し合っていましたが、1点取られてしまったので、次に生かさなければいけない」と厳しい表情を浮かべた。

 新しく寺田周平監督が就任した今季は開幕戦で敗れた後、第2節と第4節で連勝したが(第3節は4月21日に開催)、その後は1分け3敗と未勝利が続いている。福島のキャプテンは「得点が取れていないので、得点が取れればチームの流れ、雰囲気は変わると思う」と語り、「まずは次の試合で1点、2点と取れるように良い準備をしたい」と、4月10日にホームで行なわれる次節、ツエーゲン金沢戦に視線を向けていた。

取材・写真◎石倉利英


This article is a sponsored article by
''.