上写真=アウェーでは長く未勝利が続いていたFC大阪が久しぶりの勝利。最後は1点差で逃げ切った(写真◎石倉利英)
■2025年10月5日 J3リーグ第30節(@ヤジン:観衆2,748人)
鳥取 1-2 FC大阪
得点:(鳥)棚田遼
(大)西村真祈、秋山拓也
敵地での勝利は6月以来
立ち上がりは鳥取が前線へのロングパスからチャンスを作る場面があったが、先制したのはFC大阪。19分、鳥取MF普光院の自陣でのサイドチェンジのパスをFW利根がインターセプト、そこからの縦パスをFW西村が左足で蹴り込んで均衡を破った。
そのまま1-0で迎えた後半立ち上がりの48分には、敵陣左サイドの深い位置で得たFKをMF澤崎が直接シュート。ニアサイドを突いたボールがこぼれたところを西村がつなぎ、DF秋山が右足で蹴り込んでリードを広げた。
鳥取は57分にFW富樫に代えてFW半田、DF丸山に代えてDF田中を投入すると、すぐさま2人が決定機を作り出す。59分、左サイドを突破した半田の折り返しから、中央に入ってきた田中が左足で狙い、クロスバーに当たったボールは下にはね返ったが、ゴールラインは割っておらず得点とはならなかった。
その後は何とか攻め崩そうとする鳥取と、カウンターで追加点を狙うFC大阪の激しい攻防が続いたが、終盤に入った87分に鳥取が1点を返す。田中のファーサイドへのセンタリングを半田がヘッド、ゴール前でこぼれたボールをFW棚田が右足で蹴り込んだ。
鳥取は89分にも左からのセンタリングを、後半途中からボランチに上がっていたDF永野がヘッドで合わせたが、FC大阪GK山本がファインセーブで防ぎ、1点差で逃げ切り。6月の第15節で勝って以来、アウェーでは7試合勝利がなかったFC大阪は、8試合ぶりの敵地での勝利で勝ち点を52に伸ばし、J2昇格プレーオフ圏内の5位をキープした。
取材・写真◎石倉利英
▼出場メンバー
・鳥取:GK高麗稜太、DF丸山壮大(57分:田中恵太)、大嶋春樹、永野修都、温井駿斗、MF東條敦輝、曽我大地(71分:清水祐輔)、金浦真樹、河村匠(71分:小澤秀充)、FW普光院誠(82分:棚田遼)、富樫佑太(57分:半田航也)
・FC大阪:GK山本透衣、DF美馬和也(89分:堤奏一郎)、川上竜、秋山拓也、橋本陸、MF澤崎凌大、武井成豪(57分:芳賀日陽)、増田隼司(89分:水口湧斗)、FW久保吏久斗(75分:木匠貴大)、西村真祈、利根瑠偉(HT:野瀬龍世)
