ガイナーレ鳥取DFヴァンイヤーデンショーンが、新天地合流直後からの活躍に強い意欲を見せた。小学生時代からプレーしている横浜FCへの思いを胸に、自身2回目の育成型期限付き移籍で鳥取に加入。しばらく勝利から遠ざかっている現状を踏まえ、持ち味を発揮して勝ち点3に貢献すべく燃えている。

上写真=自身2回目の育成型期限付き移籍となったショーン。J2昇格プレーオフ圏内を目指すチームでの貢献を期している(写真◎石倉利英)

「自分が勝利に導けるように」

 神奈川県出身で、小学生のときから横浜FCのアカデミーで育ったショーンは、2023年にトップチームに昇格。24年は当時J3のY.S.C.C.横浜に育成型期限付き移籍し、今季は横浜FCに復帰したが、公式戦出場はJリーグYBCルヴァンカップでの2試合のみで、9月11日に鳥取への育成型期限付き移籍が発表された。

 横浜FCは明治安田J1リーグで19位と、厳しい残留争いを強いられている。「小学生のときからから横浜FCにいて、トップ昇格して、こういうときに試合に出てチームを救いたい思いがあった」ものの、「現状を客観的に見て、いまは期限付き移籍などで成長しなければいけないと思った」。そこに鳥取からオファーが来て、自身2回目の育成型期限付き移籍は「即決だった」という。

 横浜FCユース時代にライバルチームの一員だったFW棚田遼やDF永野修都は顔見知りで、コミュニケーションを取りながら新天地に溶け込んでいる。明治安田J3リーグで4試合勝利がない鳥取は第27節終了時点で14位、J2昇格プレーオフ圏内の6位との勝ち点差は11。残り11試合、新戦力の活躍によって上位との差を縮めていきたい状況だ。

 193センチの長身を誇る21歳のDFは「J1から来たので、違いは見せなければいけない」ときっぱり。合流後初の試合となる20日の第28節・ザスパ群馬戦を見据えて「若いから、とかは関係ないので、1試合目から全力でプレーしたい。最近チームが勝っていないので、自分が勝利に導けるように頑張りたい」と意気込んでいた。

取材・写真◎石倉利英


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