上写真=FC東京からの育成型期限付き移籍でプレーしている永野。後半戦の巻き返しを狙う(写真◎石倉利英)
「自分の立ち位置を感じられた」
7月末にウズベキスタン遠征を行なったU-22日本代表は現地で親善大会に参加。永野はU-22サウジアラビア代表との初戦でゲームキャプテンを任され、大岩剛監督から「前日に言われてびっくりしましたが、指名されたので頑張ろうと思った」と振り返る。
代表のユニフォームを着てキャプテンマークを巻くのは初めてで、それでも「驚きはありましたが、緊張したり、キャプテンだからといって気負ったりはしなかった」という。中盤の一角で先発して77分までプレーし、日本は5-1で勝利。永野が後半途中から出場したU-22ウズベキスタン代表戦も2-0で勝ち、優勝という結果を得た。
鳥取では年上の選手に囲まれてプレーしているが、U-22日本代表は「同年代の選手が多いので、自分の立ち位置を感じられた」と語る。以前の年代別代表で一緒に活動した選手の「成長を感じて、刺激になった」代表活動となった。
J3は3週間の中断期間を経て8月16日に再開し、鳥取はホームで高知ユナイテッドSCと対戦する。FC東京からの育成型期限付き移籍でプレーしている今季、シーズン序盤は先発出場を続けていたが、第12節で今季4回目の警告を受けて翌節が出場停止になり、以降は控えやメンバー外。J2昇格を目指すチームに貢献するためにも、まずは先発の座を取り戻したいところだ。
「先発で出られないのには原因がある。スタメンに定着できるよう頑張りたい」と決意を新たに。プロ1年目の19歳が自分自身とクラブのために、勝負の後半戦に臨む。
取材・写真◎石倉利英
