ガイナーレ鳥取MF長谷川アーリアジャスールが、今季限りで現役を引退することが発表された。横浜F・マリノス、FC東京などJクラブのほか、スペインでもプレー。昨季開幕後に鳥取に加入し、プロ18年目の今季で現役生活にピリオドを打つことになった。

上写真=国内外の数多くのクラブでプレーしてきたアーリア。鳥取が現役最後のクラブとなることに(写真◎石倉利英)

「ガイナーレ鳥取には感謝してもし切れません」

 1988年10月29日生まれ、埼玉県出身のアーリアは、横浜F・マリノスユースから2007年にトップチームに昇格。12年にFC東京、14年にC大阪に移籍後、15年夏からはスペイン2部のレアル・サラゴサでプレーした。
 
 16年に湘南ベルマーレに移籍してJリーグに復帰し、17年に大宮アルディージャ、18年に名古屋グランパス、21年にFC町田ゼルビアに移籍。22年限りで町田を契約満了となり、23年はシーズン開幕後も無所属の状態が続いていたが、4月に鳥取に加入。昨季はJ3リーグで21試合に出場して3得点を挙げたが、今季は負傷離脱もあり、第35節終了時点で13試合の出場(無得点)にとどまっていた。
 
 プロ18年間で国内ではJ1からJ3までプレー。J1通算251試合出場・17得点、J2通算97試合出場・14得点、J3通算34試合出場・3得点、リーグカップ通算45試合出場・7得点、天皇杯通算28試合出場・0得点、AFCチャンピオンズリーグ通算14試合出場・3得点の成績を残した。今季ホーム最終戦となる11月17日の明治安田J3リーグ第37節・ツエーゲン金沢戦終了後に引退セレモニーが行なわれる。クラブを通じて本人が発表したコメントは以下のとおり。
 
「2024シーズンをもちまして、現役を引退することにしました。

 2007年、横浜F・マリノスからプロサッカー選手としての人生が始まり、FC東京、セレッソ大阪、スペインのレアル・サラゴサ、湘南ベルマーレ、大宮アルディージャ、名古屋グランパス、FC町田ゼルビア、そしてガイナーレ鳥取と9クラブでプレーさせていただきました。
 
 サッカーを通して多くの人に出会い、たくさんの仲間、さまざまな地域の皆様に支えられたからこそ、ここまで長く現役生活を送れたと思っています。本当にありがとうございました。この18年間は僕の財産です。
 
 チームが決まらず半年間待ち続けたときも、SHIBUYA CITY FCをはじめ、家族、どんなときも変わらず応援していただけるファン、サポーターの皆様のおかげで、サッカーをあきらめずに続けることができました。
 
 そして、そんな僕を拾ってくれたガイナーレ鳥取には感謝してもし切れません。もう一度プレーできるチャンスをいただけて、心の底からうれしかったのを覚えています。
 
 残りリーグ3試合。ホームで2試合戦えます。ぜひスタジアムに足を運んでいただき、チームを応援してください。
 
 必ずプレーオフに行きましょう!!
 
 最後になりますが、僕のプレーも見に来ていただけたら、うれしいです。
 
 それでは、またスタジアムで会いましょう」


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