ガイナーレ鳥取MF牛之濵拓が、チーム最多のリーグ戦7得点目を決めて勝利に貢献した。8月5日の明治安田生命J3リーグ第21節・松本山雅FC戦の前半に、リードを広げる2点目。今季ホーム初勝利に貢献し、試合後は今季最多の観客による後押しに感謝していた。

上写真=立ち上がりから精力的な動きでゴールに迫った牛之濵。2-0とするゴールを決めた(写真◎石倉利英)

■2023年8月5日 J3リーグ第21節(@Axis:観衆5,411人)
鳥取 2-1 松本
 得点:(鳥)富樫佑太、牛之濵拓
    (松)菊井悠介

「ホーム初勝利を挙げたことは本当によかった」

 17分にFW富樫佑太の2試合連続ゴールで先制した鳥取は、37分に牛之濵が追加点。FW重松健太郎の左からのセンタリングをヘッドで合わせたシュートが、右ポストに当たりながらもゴールラインを割って得点となった。

 MF普光院誠が手前でセンタリングに反応しようとしていたが、「声を掛けたら聞いてくれて、触らないでくれた」という。チーム最多のリーグ戦7得点目は、スカウティングの情報に基づくセンタリングからのシュートで、「チームとして狙っていたところでゴールを決めることができた」と喜んだ。

 鳥取は後半に3点目のチャンスを決められず、1点を返されて苦しい展開を強いられた。牛之濵も「シュートの精度もそうですが、パスも何本かずれた」と反省点を口にしたが、何とか2-1で逃げ切り、今季ホーム初勝利を手にしている。

 Axisバードスタジアムには今季最多となる5411人の観客が詰めかけ、大声援や手拍子でチームを後押しした。「これだけたくさんのお客さんの前でプレーすることが僕たちの喜びですし、そこで勝てたこと、ホーム初勝利を挙げたことは本当によかった」と振り返った牛之濵は、「増本(浩平)監督も、自分たちからアクションを起こすことを、もっとやっていきたいと感じていると思います。求められることを実行できるように、練習からしっかり共有していきたい」と今後を見据えていた。

取材・写真◎石倉利英


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