上写真=声出し応援エリアが設置される最終節に向けて調整した石川(写真◎石倉利英)
鳥取のホームでは初の声出し応援
11月12日の明治安田生命J3リーグ第33節で、Y.S.C.C.横浜とアウェーで対戦した鳥取は4-0で勝利。42分に先制点を決めてチームを勢いに乗せた石川は「前半に少し停滞する時間があったけど、最後の時間帯で先制点を取れた。それで優位に進めることができた」と納得の表情を浮かべた。
石川は後半にもPKを決めるなど、2得点を追加してハットトリックを達成。PKを除く2得点を「周りから良いボールが来たので、うまく合わせるだけだった」と振り返り、チーム最多、リーグ得点ランク4位となる今季14得点とした。
鳥取は20日にカマタマーレ讃岐とホームで対戦する最終節で勝ち、3連勝でシーズンを締めくくれば、現状の12位から11位に浮上する可能性がある。だがそれ以上に大きなトピックスが、ゴール裏スタンドに声出し応援エリアが設置されることだ。2020年のコロナ禍以降、鳥取のホームゲームで声出し応援が解禁されるのは初めてとなる。
21年に鳥取に加入した石川は、声出し応援エリアが設置されたアウェーゲームで鳥取のファン・サポーターの声援を受けたことはあるが、ホームでは初めて。J3得点ランクは、いわきFCのFW有田稜が17得点で首位に立っており、2試合連続ハットトリックを達成すれば得点王の可能性もある石川は「最終節は声出し応援もある。チームを勢いづける先制点や追加点を決めて、ホームで勝って3連勝で終わりたい」と意気込んでいた。
取材・写真◎石倉利英