ガイナーレ鳥取のFWフェルナンジーニョが、今季限りで現役を引退することを発表した。ガンバ大阪をはじめ、計7つのJクラブでプレー。巧みなドリブルを武器に活躍してきた39歳の名手がスパイクを脱ぐ。

上写真=今季限りでの現役引退を発表したフェルナンジーニョ(写真◎石倉利英)

鳥取では計6シーズンプレー

 1981年1月13日生まれ、ブラジル出身のフェルナンジーニョは、母国のサンカエターノから2004年にガンバ大阪に加入。身長161センチの小柄な体格ながら、巧みなドリブル突破と正確な技術を武器に活躍し、05年にはG大阪のリーグ初制覇に大きく貢献。同年はJリーグベストイレブンにも選ばれている。

 その後、07年から清水エスパルス、08年途中から京都サンガF.C.でプレー。同年限りで一度ブラジルに帰国したものの、09年途中に大分トリニータに加入してJリーグに復帰した。10年にベガルタ仙台に移籍し、11年に再びブラジルに復帰したが、12年途中にヴァンフォーレ甲府に加入した。

 この年限りで三たびブラジルに復帰したのち、14年途中に日本で7クラブ目となるガイナーレ鳥取へ。16年限りでブラジルに四度目となる復帰、17年はプロキャリアをスタートしたフェホビアーリアでプレーしたが、18年に鳥取に復帰していた。今季第21節終了時点のJリーグ通算成績は、J1が184試合出場・47得点、J2が17試合出場・1得点、J3が123試合出場・37得点。
 
 フェルナンジーニョと、鳥取の岡野雅行・代表取締役ゼネラルマネジャーはクラブを通じて、以下のようにコメントを発表。なお引退会見などの詳細は未定となっている。

●フェルナンジーニョ

 20年間現役選手としてやってまいりましたが、今シーズンをもって引退することを決意しましたので皆様にお伝えしたいと思います。
 
 自分がプロサッカー選手として20年間という長いキャリアを積んでこられたのは周りの沢山の人々の支えがあったからです。
 
 まず初めにイエス・キリスト様が下さった『健康』そして『サッカーという贈り物』。
 
 サッカーを出来るような環境じゃないにも関わらず励まし後押しをしてくれた両親と天国へ行ってしまった叔父と叔母。
 
 辛い日ややり切れない日を励ましてくれたり、毎日隣で応援してくれて可能な限り試合を観に来て力になってくれた奥さん。
 
 僕にインスピレーションを与えてくれた息子のサムエル。
 
 僕を受け入れてくれたクラブ、ガンバ大阪、清水エスパルス、京都サンガF.C.、大分トリニータ、ベガルタ仙台、ヴァンフォーレ甲府。
 
 そして6年間という長い間在籍したガイナーレ鳥取。
 
 そのほか、ブラジルで在籍した数々のクラブ。 これらのクラブの関係者の皆様。
 
 スポンサー皆様、サポーターの皆様。
 
 20年間関わってくださった全ての皆様に、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 
 今後、神様が下さる第2の人生を歩めるよう頑張ってまいります。
 
 皆様、本当にありがとうございました。
 
 ARIGATOUGOZAIMASU

●岡野雅行・代表取締役ゼネラルマネジャー

フェルナンジーニョ、長い現役生活お疲れ様でした。
 
 あなたには大変感謝しています。野人プロジェクトであなたを獲得でき、目覚ましい活躍でクラブに大きく貢献してくれました。
 
 野人プロジェクトを通じてフェルナンジーニョの獲得にご協力頂いた皆様、そしてファン・サポーター、スポンサーの皆様、ガイナーレ一同、あなたのプレーに釘付けになりました。
 
 ガイナーレだけでなく、日本のサッカー界に素晴らしい印象を残したと思います。
 
 第二の人生益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
 
 フェルさん、Obrigado!本当にありがとう!
 
 残りの試合も頼んだよ!!


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