上写真＝地元出身の高木に対するファン・サポーターの期待は大きい（写真◎KAMATAMARE SANUKI）
「ピッチ外でも香川県に貢献したい」
――いよいよJ3リーグが開幕します。
高木 サッカーができない時期が長かったですから、できるだけで、ありがたいことです。早く試合がしたいですね。開幕に向けてしっかり準備して、地元の皆さんを元気づけるようなプレーを見せたいと思っています。
――トップチームの活動休止中、どんなトレーニングをしていましたか。
高木 自宅での体幹トレーニングなどが中心でした。外に出るのは、少し時間を見つけて家の近くをランニングするくらいで、家の中でできることが、ほとんどでしたね。
――5月末に地元ラジオ局の「コロナに負けるな！ ラジオで呼びかけプロジェクト」に出演し、メッセージを届けました。
高木 僕たちだけでなく、一般の方々も外出を自粛しなければならない時期が長く続いて、大変な思いをされたはずです。いろいろなことが緩和されても、まだ影響は残っているので、新型コロナウイルスに負けず、頑張っていこうという思いを込めて収録しました。
――地元の香川県出身ということもあり、大きな期待を感じますね。
高木 いい機会を与えてもらいました。プロサッカー選手としてピッチ上で結果を出すことに加え、ピッチ外の部分でも香川県に貢献していきたいと思っています。
――カマタマーレ讃岐との最初の接点は、いつだったのですか。
高木 高校3年生のとき、まだカマタマーレという名前ではなかった前身クラブと天皇杯の香川県予選決勝で対戦して、PK戦で勝ったんです。そのとき僕はサンフレッチェ広島への加入が決まっていましたが、高校生に負けたクラブが、のちに地元のJクラブになるとは、当時は想像もできませんでした。
――高木選手は広島のほか、モンテディオ山形、FC岐阜、栃木SCでプレーして、2014年にカマタマーレに加入しました。
高木 カマタマーレがJFLからJ2に昇格した1年目に、オファーをいただきました。地元でプレーしたい思いは昔からありましたが、そのタイミングで自分ができることをやろうと思い、地元に戻ることを決めました。
