Jリーグ全56クラブの中で最も早く、5月7日から活動を再開しているガイナーレ鳥取。髙木理己監督は鳥取の地でサッカーができる喜びをかみ締めながら、再開に向けて徐々に段階を踏んでいくプランを温めている。

上写真=練習を見つめる髙木監督。全体練習への移行も視野に入れているという(写真◎ガイナーレ鳥取)

感染リスクの回避を徹底

 ガイナーレ鳥取は他のJクラブ同様に、4月11日からトップチームの活動を休止していた。しかし、5月5日時点での鳥取県内における新型コロナウイルスの感染拡大状況(当時の県内感染者は3人。5月12日時点でも変わらず)と、同日に鳥取県から発令された指針を踏まえ、Jリーグの全56クラブの中で最も早く、5月7日から活動を再開。練習は人数制限を設けて時間差で行ない、クラブハウスは使用せずに自宅とグラウンドの直行直帰など、感染リスクの回避を徹底して活動している。

 活動再開後の選手のコンディションについて、髙木理己監督は「思っていたよりも各々がちゃんとやってきていた」と評価。「サッカーというスポーツの特性上、一人でできることは限界がある中で、それでもできるだけの努力をしてきてくれたことを、活動再開の初日から見て取ることができた。彼らの努力には感謝しています」と語った。

 活動再開初日の練習後には、鳥取県やスポンサー、地元の人々への思いを発表している。活動再開の理由について、「鳥取県全体で平井伸治知事を中心とした対策の下、感染拡大の抑止が行なわれていること。このような難局においても、我々を変わらぬ姿勢で支えてくださるスポンサー様たちの存在。そして、鳥取県の皆様の努力により感染拡大が抑止されていること。これらを根拠として、我々はいまこそ活動を再開し、皆様を勇気づけていくことが必要なのではないかという考えに至り、活動再開を決断しました」とコメント。「あらためて我々はこの土地に生かされていること、そして、サッカーをさせていただいていることを痛感しております」と続けた。

画像: 就任2年目の髙木監督。まだ開幕していないJ3リーグの見通しが立てば、より具体的なチームづくりに入るという(写真◎ガイナーレ鳥取)

就任2年目の髙木監督。まだ開幕していないJ3リーグの見通しが立てば、より具体的なチームづくりに入るという(写真◎ガイナーレ鳥取)

 さらに「これからの我々の取り組みで、皆様に感謝の意を伝えていきたい。やはり我々はフットボーラーですので、フットボールをすることで生かされているんだなと、今日のトレーニングであらためて痛感しました」という。その上で「その場を与えてくださった鳥取県の皆様には感謝しかありません。選手たちの健康を守り、鳥取県全体の新型コロナウイルスへの感染拡大防止に最大限、貢献していきながら、我々はフットボーラーとして生きていきたいと、あらためて思っています」と重ねて感謝した。

 鳥取県は今後、他の県とともに緊急事態宣言が解除されると報じられており、そうなればクラブの活動範囲も徐々に広げていくことを検討できるようになる。その場合、髙木監督は「いまのグループ分けのトレーニングを、通常の全体練習に移行していけるのではないか」としつつ、「J3リーグの開幕の見通しが立つまでは、ケガのリスクを最小限に抑え、感染防止につながる新しい生活様式に照らし合わせて練習する習慣づくりをしていく」とコメント。さらに「再開の見通しが立ったら、開幕から逆算したスケジュールで、もう一度チームを作り直していこうと考えている」と今後のプランを明かした。

文◎石倉利英 写真◎ガイナーレ鳥取

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