新型コロナウイルスの影響で4月19日までチーム活動を休止しているJ3のFC今治は11日、代表取締役会長の岡田武史氏からのメッセージをクラブ公式サイトに掲載した。元日本代表監督の岡田氏は2014年11月からFC今治のオーナーを務めている。

上写真=クラブ公式サイトでメッセージを発表した岡田氏(写真◎J.LEAGUE)

自身の勝負哲学を引用

 岡田氏は『FC今治ファミリーの皆さん』と題したメッセージの中で、「Jリーグも開幕のめどが立たず、我々のトップチームも活動を停止して、選手、スタッフは自宅待機としております。今治初のJリーグの開幕を楽しみにしていただいていた皆さんには、本当に残念で申し訳なく思っています」と現在の心境を綴った。

 また新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、クラブスタッフも原則テレワークに切り替えるなどの対策を行なっていることを報告し、「こういう危機に際しては、いろいろなことを考えず、シンプルに一番大切なことを全うするべきだと考えます。つまり、命を守ることです。そのためには、感染しない、感染させない。ワクチンができるまでは我々にできることはこれしかないと思います。よく言われるように『外出しない』、『手洗いをする』を一緒に実行しましょう」と呼びかけた。

 続けて岡田氏は、「勝負の神様は細部に宿る、試合の勝ち負けを分けるのは『たった一回ぐらい』『俺一人ぐらい』という小さなゆるみであることがほとんどです。新型コロナとの戦いも同じです」と、自身の勝負哲学を引用しながら注意喚起を促した。


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