3月21日のFC今治と松江シティFCの練習試合で、最初の同点ゴールを決めたのはDF園田拓也だった。今季クラブ初挑戦のJ3で守備の要として期待されるベテランは、戦術とのバランスを見極めながら守備力アップを目指す。

上写真=CBの一角で最終ラインを統率した園田(写真◎石倉利英)

カウンターからの2失点を反省

 3月21日に愛媛県今治市の、ありがとうサービス.夢スタジアムで行なわれたFC今治と松江シティFCの練習試合は、45分×3本で行なわれた。今治は1本目の40分に先制されたが、2本目の30分にDF園田拓也が同点ゴール。左SB上原拓郎が右から上げたセンタリングをファーサイドで待ち構え、ヘッドで合わせた。

 園田は得点シーンを「前に上がったときは点を取る意識を持っている。上原から良いボールが入ってくると信じていたのでよかった」と振り返る。試合は3本目も今治が先制されたものの、やはり追い付いてトータルで2-2の引き分け。「難しい試合になりましたけど、最後までしっかり勝ちにいく姿勢をチーム全体で見せたことで、引き分けまでもっていけたことは収穫だと思う」と語った。
 
 モンテディオ山形、愛媛FC、ロアッソ熊本を経て昨季、今治に加入。35歳のベテランDFには今季、スペイン国籍のリュイス新監督が目指すボールポゼッションを重視するスタイルの中で、リスク管理とのバランスが求められている。この日の2失点は、いずれもカウンターで決められたもの。園田がプレーしたのは1、2本目のみだが、「自分たちでボールを持ちながら相手陣内で攻めていくことはできているけれど、フィニッシュで終われずにボールを奪われたとき、リスク管理で(うまくいかず、相手に攻撃の)基点を作られて、カウンターを食らうシーンが何度かあった」と語り、「そこが今日の一番、修正しなければいけない点」と課題を挙げた。

 ただ、「コミュニケーション一つで防げるカウンターも多くあると思う」と指摘するように、改善への道筋は見えている。「攻めているときこそ、GKを含めて守備陣は常に自分たちのポジションをバランス良くすれば、カウンターは防げる」と語り、今後を見据えた。

 記念すべき昇格1年目のシーズンながら、まだ開幕していないJ3について、「早く公式戦をやりたい気持ちはあるけれど、こればかりは仕方ない」とコメントした園田。「毎週、練習試合を入れてもらっている。公式戦のイメージをしながら、良い状態で週末に試合をしていくことが、良い準備につながると思う」と語り、最高の準備で開幕に備える強い意気込みを示した。
 
文◎石倉利英 写真◎石倉利英

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