『炎のゴールハンター』中山雅史がJ3のアスルクラロ沼津と契約を更新したことが発表された。52歳になったストライカーは2015年の現役復帰後、試合には出場できておらず、復活なるかが注目される。
上写真=ホームゲームではイベントにも参加している中山。契約を更新して新シーズンに挑む(写真◎J.LEAGUE)
「一緒に闘ってください」
2012年限りでいったん現役を退いた後、15年シーズン途中に沼津と契約して復帰した中山は、今回の契約更新で沼津では6シーズン目を迎えることになった。発表に際し、クラブ公式HPで「アスルクラロ沼津の発展と成長に全力を尽くすことで自らの成長につなげ、チームの闘い、勝利に貢献できるように走っていきます。一緒に闘ってください。応援よろしくお願いします」とコメントしている。
中山のキャリアについては、あらためて振り返るまでもないだろう。1990年に筑波大からジュビロ磐田の前身、ヤマハ発動機に加入して以降、日本リーグとJリーグ、さらには日本代表でも記録と記憶に残るゴールを重ねてきた。98年フランス・ワールドカップでの日本の初ゴール、同年のJリーグでの4試合連続ハットトリックなど、偉大な足跡を残している。
ただ、2015年途中に沼津で復帰してからは試合に出場できていない。1967年9月23日生まれ、52歳となった『炎のゴールハンター』が復活を遂げることができれば、横浜FCでJ1に挑む同じ52歳のカズ(三浦知良)とともに、大きな話題を集めるはずだ。