ファジアーノ岡山DFヨルディ・バイスが、8月度のJ2『明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP』を受賞した。『DAZN Jリーグ推進委員会』では月間表彰選手をインタビューしており、サッカーマガジンWEBはJ2のMVPに迫る。上位2チームを猛追する岡山で、8月の5試合にフル出場して2得点1アシスト。攻守両面で貢献するオランダのファイターに、話題を集めた再開試合開始直後のゴールや、クラブ初のJ1昇格を目指す今後のポイントなどを聞いた。

できるだけ長く日本にいたい

画像: 岡山が日本では4クラブ目。J1昇格を目指すチームを攻守両面で引っ張っている(写真◎J.LEAGUE)

岡山が日本では4クラブ目。J1昇格を目指すチームを攻守両面で引っ張っている(写真◎J.LEAGUE)

――2018年7月にV・ファーレン長崎に加入してから、Jリーグでのプレーを続けています。来日したとき、これほど長く日本でプレーすることになると思っていましたか。

バイス 当時を思い出すと、こんなに長くプレーすることになるとは思っていませんでした。ただ私は、過去を振り返り過ぎることも、未来を考え過ぎることも、あまり好きではありません。日々全力でやるだけです。明日、何が起こるかは分かりません。一日一日をしっかり生きていきます。

――日本に来て丸4年が経ちました。

バイス 素晴らしい時間を過ごし、たくさんの愛を受け取っていて、本当に満足しています。日本を愛していますし、できるだけ長く日本にいたいです。

――岡山県の印象は?

バイス 平和で静かな街で、自分の仕事に集中できる環境です。大都市のように事件が起きることもないですし、非常に美しい場所ですね。

――オランダのリーグは夏がオフシーズンですが、日本は夏もリーグ戦を戦います。暑い中でプレーすることには慣れましたか。

バイス ルーマニアのリーグでは気温42度、オーストラリアでは45度の中で試合をしたことがあります。湿度は日本の方が高いですが、呼吸はできますから問題ありません。それに、オランダは練習や試合のときに雨が多いので、晴れの日にプレーするのは好きなんです。日光はビタミンDをたくさん与えてくれるので、いいことだらけですよ(笑)。

――それでもコンディションを良い状態に保つのは大変だと思います。

バイス J2は他の国のリーグと比べて試合が多いです。オランダは34試合、ルーマニアは30試合、オーストラリアは27試合とプレーオフでした。J2は42試合で、オフシーズンや試合の間隔が短いですから、確かに大変です。でも私の過去のスタッツを見てもらえれば分かりますが、常に40試合近くプレーしているので、良いコンディションを保てていると思います。何よりサッカー選手として、より多くの試合に出場できるのは素晴らしいことです。今季も最低40試合に出場することを目指しています。

――ピッチ外ではSNSでいろいろな情報を発信していて、フォロワーとのコミュニケーションを楽しんでいるように見えます。

バイス コロナ禍の前は、より直接的に人々とかかわることができたので、違う形でコミュニケーションを取っていました。現在ではSNSが非常に重要なコミュニケーションツールです。自分をサポートしてくれる人たちに感謝の気持ちを伝えることができています。

――ツイッターでは、日本語のツイートもリツイートしていますね。

バイス 私の日本語は、だんだん上達しています。日本語でも探せますよ(笑)。


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