明治安田生命J2リーグでジェフユナイテッド千葉は10位。プレーオフ圏内までわずか3ポイント差で、さらなる浮上へ向けてまとまってきた。前節でベガルタ仙台に2-0で快勝した勢いを生かして、今度はV・ファーレン長崎をホームでたたく。尹晶煥監督は「前へ」「積極的に」と促すのだ。

上写真=尹晶煥監督は長崎戦必勝へ「サポーターのために必死さを見せるべき」(写真提供◎JEFUNITED)

「ホームならもっと点を取らないと」

 ジェフユナイテッド千葉はとてもいい状態で、J2第34節に臨める。前節ではアウェーで3位のベガルタ仙台に2-0で快勝。新井一耀、チャン・ミンギュと守備陣がピッチに帰ってきた。これで3試合連続クリーンシート。尹晶煥監督も「相手の背後を狙いながら、そこからの守備ができたことがよかった」と表情も柔らかい。

 その次の相手はV・ファーレン長崎だ。10位の千葉の2つ上を勝ち点1差でいく8位。ただ、消化試合数は長崎が2試合少ないから、ここで勝っておかなければ突き放されることになる。残り9試合となった千葉にとっては、ビッグマッチだ。

 その長崎は、新型コロナウイルス感染症の影響で2試合続けて延期を余儀なくされた。そのため、8月13日以来の試合となる。尹晶煥監督は「万全のコンディションではないだろうと予測はします」としながらも、状況がわからない中での試合に「油断せずに」と選手に訴える。

 いずれにしても、2週間以上間隔が開くことで、試合勘にも影響は与えているはず。そこが狙いどころの一つだと指摘する。

「積極的に前からいこうというイメージは持っています。いいコンディションではないと思うので、そこを自分たちがどのくらいが狙えるかの問題になってくると思います。でも、長崎は一人ひとりの能力がとても高い。だから、油断せずに統一感を持って戦います」

 自分たちも新型コロナウイルス感染症や負傷者が続出して苦しい日々を送ったから、何を仕掛けられたら困るのかは経験則でわかっている。

 長崎を迎えるホームでは、今季は17試合で14ゴール。アウェーの16試合21得点と比べても少ない。メンバーが揃わない不運もあったから一概に言えないが、「言い訳はしたくない」と尹晶煥監督。

「ホームならもっと点を取らないといけないと思います。もっと積極的に攻めなければいけないし、サポーターのために必死さを見せるべきです。なかなか思った通りにいかないのがサッカーですが、うまくいくようにするのが私たちの仕事ですし、残り試合、特にホームではそういう姿勢を見せるようにしていきたい」

 プレーオフ圏内へとジャンプアップするために、まずは、前から、油断せず、必死に長崎にぶつかっていく。


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