明治安田生命J2リーグで10位のジェフユナイテッド千葉は、プレーオフ圏内まで勝ち点5差の10位につける。残り試合はあと10。この5試合、フル出場を続けている中盤の要、小林祐介が、ラストスパートへと「やりきる」思いで臨む。

上写真=小林祐介は5試合連続フル出場中(写真提供◎JEFUNITED)

「僕自身がもっと成長しなければ」

 小林祐介は現在、5試合連続フル出場中だ。今季では最も長い期間、ピッチに立ち続けている。特に直近ではホームで6日間で3試合を戦い抜くという連戦だった。

「ハードな1週間でしたけど、1勝もできなかったことに責任を感じています。3連戦、フルで出ることができたのは大きかったですけど、3連戦で勝てなかったので次から勝ち続けられるように準備していきたい」

 田口泰士と中盤の中央に立って、守備も攻撃も中心にならなければならない。ただ、DFの人数が揃わずに経験のない選手や2種登録の選手がプレーすることにもなって、やはり軸足は後ろに重くなった。

 ただ、その事自体は悪いことばかりではないとも口にする。

「アクシデントがある中で、試合に絡んでこなかった選手が出て活躍しましたし、若い選手が多いけれど試合で自信を持ってプレーしています。そうやって競争が生まれているので、全体として成長できていると思います」

 そんな若手をサポートしていく立場の小林がフル出場している5試合は、失点を3で乗り切ったものの、1勝3分け1敗。この5試合で得点は5あるが、ホーム3試合ではわずか1だ。

「フォワードにボールが入ったときに、孤立させてしまっています。後ろから厚みのある攻撃をしないといけないので、前の選手の責任だけではなく、後ろから助けられるサポートを増やさないと」

「守備だけではなくてボールを奪ったあとのプレーの質、ゴールにつながるプレーを増やさないとチームとして成長できないので、僕自身がもっと成長しなければいけない」

 ボランチとしては、自らの判断がチーム全体に波及する責任を自覚している。攻撃面での質の向上を、次の難敵、ベガルタ仙台に見せなければならない。

「最低限の勝ち点1を2試合続けて取れたことをポジティブに変えなければいけない。変えるためには次が大事です」

 仙台は3位だが連敗中と足踏みしている。前回対戦でも2-0で勝っているが、今回のウェーゲームでポイントになるのは「やりきること」ときっぱり。

「クロスを上げきるところやシュートで終わること、一方で攻撃に出たときのリスク管理も大事になってきます。すべてでやりきるところが足りないと思っています」

 中途半端はいらない。


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