明治安田生命J2リーグは5月8日に11試合が行われる。好調のファジアーノ岡山を迎えるジェフユナイテッド千葉は連敗中、ここで負けるわけにはいかない。尹晶煥監督は奪ったあとの最初のパスを大切にしながら、岡山が狙ってくるエアバトルを制するつもりだ。

上写真=尹晶煥監督は好調の岡山へどんな対策を練っていくか(写真◎J.LEAGUE)

「セカンドボールを拾えるか」

 大分トリニータと徳島ヴォルティスに連敗。ジェフユナイテッド千葉の尹晶煥監督は「奪ったあとのパスがうまくいっていない」ところに敗因の一つを求めている。

「それで流れを相手に渡してしまいました。注意していこうと話していたことですが、最近はつながらなくなっているので、改善しなければいけない」

 千葉にとって快適な戦い方は、相手のパスを連動して引っ掛けてから前進するスタイル。だが、奪ったあとのボールが相手に渡ってしまえば、ひっくり返されてしまう。尹晶煥監督はそのミスを改善する方法に言及する。

「もっと積極的にいかなければいけない。メリハリ、積極性を持ってやらないと攻撃も守備もできない」というメンタル、「カウンターに行くべきなのか遅攻でいくべきなのか、明確にできなかった」という判断力。その修正に努めて臨む5連戦のラストは、ホームのファジアーノ岡山戦だ。4引き分けのあとに3連勝中で7戦負けなしの4位と好調のチームだ。

「冷静につないでいければより攻めにいけるチャンスはあるので、前への積極性を持ってやろうと話しています。攻撃性を持って守備も攻撃もやってほしい」

 オーストラリア代表のFWミッチェル・デュークの高さを生かして空中戦を仕掛け、セカンドボールを回収して攻めていくところまでを組み込む攻撃が脅威。だが、千葉には新井一耀、チャン・ミンギュ、鈴木大輔と高さを誇る3バックが構える。「そこでどう守るか、競ったあとのセカンドボールを拾えるかで流れは変わると思う」と尹晶煥監督も細心の注意を促す。勝負の行方を占う白熱のエアバトルに注目だ。


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