ジェフユナイテット千葉の田口泰士が11日に開催されるちばぎんカップを前に取材に応じ、試合への意気込みと新シーズンに向けた決意を語った。攻撃を司るコンダクターとして、けん引車として、J1昇格を目指す。

上写真=ちばぎんカップに向けてトレーニングする田口泰士(写真◎JEFUNITED)

得点力不足が昨季の課題

 今年のキャンプでは新型コロナウイルスの影響を受けることになったが、「昨シーズン、終盤戦は良い戦いができていましたし、それを継続してやっていくということプラス、あとは得点の部分だったり、積み重ねていく部分をキャンプを通してチームとして確認してきました」と田口はいう。昨季、千葉はシーズン終盤に13戦負けなしと安定した戦いぶりを見せ、とりわけ守備力はリーグでも随一の堅さを誇った。その堅い守備に、攻撃力がプラスされれば、チームは昨季以上に勝ち点を手にすることができると踏んでいる。

「得点が少ないことが昨シーズンの課題だったので、そこは選手一人ひとりが意識しなければいけないですし、どうやったらシュート機会が増えるのか、どうやってシュートまでもっていくのかについて(キャンプでも)しっかり意識してトレーニングをしていました。練習試合では得点も少なったですし、まだまだですが、リーグ開幕まで1週間ありますし、リーグ開幕後も(チームとして)より詰めていかなければいけないと思っています」と得点力アップについての意欲を示す。

 加えて、新たにチームに加わった選手の働きも、昨季以上を目指す中では重要な要素となるだろう。期待の新戦力について田口は「技術ある選手がたくさんいますし、すぐにチームに溶け込んでやれていると思います。あとはチームのやり方を覚えること。そこがうまくいけばチームとしてもレベルが上がると思います」とポジティブな印象を口にした。

 2022シーズンは副キャプテンを務める田口だが、「特別何かを変える必要はないかなと。副キャプテンやろうがキャプテンやろうが、プレーでしっかりチームを引っ張る選手になっていきたい」と目指すところも、スタンスにも変化はない。新シーズンも引き続き、チームのけん引車となる誓う。

 11日に開催されるちばぎんカップについては「勝敗にこだわるのはもちろんですけど、チームとして90分間どう戦うのかも課題として臨みたい」とコメント。「開幕前の大事な時期にJ1クラブと試合ができることはすごくプラスですし、伝統ある試合なので勝ちたいです」とその意義を語った。何ができ、何が足らず、何が上積みされているのか。それらの確認対象となる一戦は明日、フクダ電子アリーナで13時にキックオフされる。


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