上写真=就任1年目の途中で退任することになった渡邉監督(写真◎J.LEAGUE)
19位との勝ち点差は3
渡邉監督は2014年途中から19年いっぱいまでベガルタ仙台の監督を務めたのち、今季から山口の指揮を執っていた。昨季は最下位に終わった山口で「2年でJ1昇格」を掲げたものの、思うように勝ち点を伸ばせず、第31節終了時点で勝ち点32の15位、降格圏の19位との勝ち点差は3という苦しい状況となっている。
河村孝・代表取締役社長がクラブを通じて発表したコメントによると、V・ファーレン長崎に1-3で敗れた9月25日の前節終了後に本人から申し出があり、話し合いを重ねた結果、双方合意の上で退任することになったという。後任には名塚善寛ヘッドコーチが就任することも併せて発表され、残り11試合でJ2残留を目指す。クラブから発表されたコメントは以下の通り。
●渡邉晋監督
レノファ山口FCに関わるすべての皆様へ。
日頃より多大なるご支援・ご声援をいただき誠にありがとうございます。
このたび、私渡邉晋はレノファ山口FCの監督を退任することになりました。
「J1で戦い続ける事ができるチームを作る」というレノファが掲げる明確なビジョンに惹かれ、この仕事を引き受けさせていただきました。
9カ月チャレンジをし続け、その先にある「2年でJ1昇格」を目指しここまで進んできましたが、その大きな目標から逆算したとき、いまの状況は到底満足できるものではありません。
選手、チームを高みに導くことができなかった責任を強く感じています。
シーズン途中でこのような形になり大変申し訳ありません。
残り11試合、レノファの選手たちが躍動する事を心から願っております。
●名塚善寛新監督
このたび、レノファ山口FCの監督に就任することとなりました。
2018年からレノファにお世話になり、成長させてもらい、いま自分に何ができるのかを考えたときに、監督のオファーを受けるという選択肢以外にはありませんでした。
攻守において前向きで躍動感のあるプレーで、目の前の一試合に選手、スタッフ一丸となり、熱く激しく戦っていきます。
またサポーターの皆さんがスタジアムに足を運びたいと思ってもらえるような試合をお見せできるように全力を尽くします。