ジェフユナイテッド千葉の鈴木大輔がJ2第31節のザスパクサツ群馬戦(25日)を前にオンラインで取材に応じた。前節の愛媛FC戦で得た手応えを次戦にちっかりつなげたいという。いい守備で無失点を実現し、勝利をつかみたいと話した。

上写真=積み上げてきたものがピッチで表現できるようになっていると話した鈴木大輔(写真◎J.LEAGUE)

どちらに転ぶか分からない試合だった

 ミスがらみで失点し、結果1-3で敗れた悔しい磐田戦から立ち直り、前節の愛媛戦では1-0で勝利を飾った。磐田戦で失点で絡んでしまった鈴木だが、続く愛媛戦では時に積極的に、時に我慢強くゲームの流れを見ながらプレーし勝利に貢献。敗戦から立ち上がる際にチームの肝となったのは「積み上げてきた守備に対する自信」だったという。だから愛媛戦に臨むにあたっては敗戦を引きずることなく、一方で特別なことをしたわけでもなく、やるべきことを確認し、しっかり準備してピッチに立ったと振り返った。

「毎試合ピンチはありますけど、(愛媛戦は)一つ一つ修正しながらゼロで抑えられた。チーム全体としての守備は機能していたと思います。相手にボールを握られる時間もけっこう長かったですが、その中で自分たちがいい守備からショートカウンタだったり、ボールを握り直す時間を作れたので、内容はよかったと思っています」 
 クリーンシートを実現し、確かな手ごたえを手にして臨む次節の群馬戦。鈴木は前回の対戦を踏まえ、相手の印象を語った。

「ホームで対戦したとき、すごく組み立てがうまかった印象があります。4-4-2で守備の強度も高かった。勝ちましたけど本当に(勝敗が)どちらに転ぶか分からない試合でした。今回もそういう試合になるかなと思っています」

 前回の対戦は7月3日の21節。ホームゲームで船山貴之の2得点で勝利を飾っている。スコアは2-0だったものの、僅差の勝負だったとの印象を抱いていた。

「守備でいい流れを作って、いければ。どの試合も出すけど、無失点で抑えたい」

 群馬で警戒すべきは前節、およそ1カ月半ぶりにピッチに立ったFWの大前元紀か。「学生の時から対戦したり一緒に戦ったりして、怖さはよく分かっています。攻撃で違いを出せる選手なので、フリーにすると怖い選手だなと。前回も思いましたけど攻撃のキーマンだと思っています」と鈴木は話した。

 長いシーズンも残り12試合。ここから一つでも順位を上げるために、鈴木は一戦必勝で力を尽くす。


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