上写真=2日後の天皇杯に向けて調整した白井(写真◎京都サンガF.C.)
今季の天皇杯で多くの得点に絡む
京都は8月14日の明治安田生命J2リーグ第25節・松本山雅FC戦が、大雨の影響で当日になって中止・延期となった。「2日間かけて移動しかしていないような状態で、練習の強度も少し落ちた」と語った白井だが、その後の練習は問題なく消化しているそうで「コンディションは良く、良い準備ができています」とコメントしている。
次の公式戦は18日、天皇杯ラウンド16の浦和レッズ戦。京都は初戦の2回戦でFC今治を3-1で下し、3回戦では柏レイソルに2-1で逆転勝ちしてジャイアントキリングを達成している。2試合ともフル出場した白井は、今治戦では全3得点をアシスト、柏戦でも同点ゴールをアシストしており、「天皇杯でスタメンで出るときは、どの試合も良い試合ができている。いつでも良い準備ができていることを、また示したい」と自信をのぞかせた。
北海道コンサドーレ札幌からの期限付き移籍で加入した今季、リーグ開幕戦で先発出場したものの、現在は控え。天皇杯で勝利に貢献することは、リーグ戦での出場機会増加につながる大事な要素だ。「長いリーグ戦を戦っていく中で、競争は大事。みんなが天皇杯で良い状態を示して、俺も出せ、という感じでチーム内の士気が上がるのは、勝ち上がっていく上で大事だと思う」と語った白井は、「リーグ戦でスタメンで出ている人たちにプレッシャーをかけていくことが、チームの成長にも、個人的にも大事。しっかり勝って結果を出していきたい」と言葉に力を込めた。
チョウ・キジェ監督から課題を指摘されたり、自分自身を見つめながら「僕の中では多くのものをクリアしてきた。あとは結果を出して、信頼を高めるところじゃないか」と考えている。2試合続けてのジャイアントキリングに向けて「チームの立ち上げからやってきたハイプレッシャーで、自分たちのテンポに持っていくことが重要」とポイントを挙げ、好パフォーマンスと勝利への貢献に強い意気込みを見せた。