前節、1-0勝利の決勝点を挙げた京都サンガF.C.のMF福岡慎平。最近9試合で8勝1分けと好調のチーム状態に手応えをつかみつつ、今後も目に見える結果を出して、チームの勝利に貢献する決意を新たにしている。

上写真=9試合で勝ち点25を積み上げた京都。練習に臨む福岡の表情も明るい(写真◎KYOTO.P.S.)

先制点は「自分もびっくりした」

「立ち上がりは攻め込まれる時間が多く、それでもゴール前でみんなが体を張って無失点でしのぐことができた。チャンスを作れたのは、あれくらいでしたが、ワンチャンスをしっかり決め切れたのは、チームにとっても自信になりました」

 5月19日の練習後のオンライン取材で、福岡は前節をこう振り返った。京都は16日の明治安田生命J2リーグ第14節で水戸ホーリーホックと対戦。24分の福岡の先制点が決勝ゴールとなり、1-0で勝利を収めている。

 右サイドを攻め上がったDF飯田貴敬のセンタリングを、FW李忠成がスルーした直後に右足でシュートを放つと、ボールはクロスバーに当たりながらもゴールラインを越えた。シュートの直前を「チュンくん(李)が走り込んだとき、スルーするステップをしていると感じたので、来るなと思っていた」と振り返り、「入ったときは自分もびっくりしちゃいましたけど、よかったです」と笑った。

 京都は最近9試合を8勝1分けとして3位をキープしており、好調の要因として自分たちのサッカーができていることや、失点の少なさを挙げた。水戸戦の試合終了直前、相手のFW中山仁斗が至近距離から放ったシュートを、交代出場のDF本多勇喜がギリギリのタックルで防いだシーンに触れて「ホンちゃんが最後に体を投げ出してスライディングで止めたシーンは、若手はみんな学ばなければいけないと思う。自分もああいったプレーをして引っ張っていきたい」と称賛している。
 
 チョウ・キジェ監督からは、攻守両面に絡んでいくことを求められていると明かし、「さらに自分の良さを表現するために、得点やアシストにもこだわらなければいけない、とチョウさんと話していた」という。開幕前には「ゴールもアシストも2ケタを狙いたい」と語っており、「(前節まで)2ゴール1アシスト。決められるシーンはたくさんあったので、もっとチャンスを決め切っていきたい」と意欲的だ。

 5月23日の次節では、勝ち点差1で首位のアルビレックス新潟と対戦する。「周りからはビッグマッチなどと言われるかもしれませんが」と語った福岡は、「普段通りのサッカーをしたい。自分たちの攻撃や守備を見せて、新潟を圧倒できたら」とライバル撃破に意欲を燃やしていた。


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