上写真=新潟戦の77分にピッチに登場したサウダーニャ。まずは得意の左足でシュートも放った(写真◎J.LEAGUE)
■2021年5月1日 明治安田生命J2リーグ第11節(@デンカS/観衆12,522人)
新潟 2-0 千葉
得点:(新)谷口海斗2
「力になって活躍してくれる」と尹晶煥監督
ジェフユナイテッド千葉の期待の新外国籍選手が、さっそうとデビューした。J2第11節のアルビレックス新潟とのアウェーゲームで、尹晶煥監督が77分に櫻川ソロモンに代えて投入したのが、ブラジル人ストライカーのサウダーニャだ。
「彼の起用を考えていく中で、負けている状況で起用することになりました。チームに慣れてもらえれば、力になって活躍してくれると思っています」
2点のビハインドで、アディショナルタイムを含めると残り15分ほど。そのタイミングで逆襲の切り札として投入した尹晶煥監督は、好感触をそう話した。守備のタスクをきちんと守り、一度パスではがされても、すぐ次のアクションに移ってコースを限定したり、足元にボールをつつきにいったりと、連続性も十分だった。
84分には右サイドで見木友哉から内側でパスを受けて、やや距離があったものの得意の左足で思い切り狙って、まずはあいさつ代わりの初シュート。練習初日に「1対1の状況になったら必ず前にいくし、勇気を持って怖がらずに相手を抜きにいきます。そして相手を外してしっかりとゴールを決めるというのが、得意な形です」と話していた通りのアクションだった。
「まずまずの見せ場だったと思いますが、次の試合ではもっと実力を見せられるのではないかと思っています。少し難しい状況での投入だったのですが、次こそはという気持ちで準備したい」
4月4日にようやく来日がかない、14日間の隔離期間を経て19日に練習に合流したばかり。コンディションや連係はまだまだこれからとはいえ、守備をサボらない勤勉さは好印象だ。
「3カ月、活動していなかったので、試合勘が必要だと今日、肌で感じました。次はもっといいコンディションで挑めるのではないかと思っています」
試合をこなせばこなすほど実力を発揮しそう。そんな予感を漂わせたデビュー戦となった。
写真◎J.LEAGUE