4月21日、明治安田生命J2リーグは第9節が開催され、ジェフユナイテッド千葉は水戸ホーリーホックとケーズデンキスタジアム水戸で対戦。前半から1点を争う展開となる中、途中出場の櫻川ソロモンが終了間際に決勝ゴールを奪い、敵地で勝利を挙げた。
上写真＝決勝ゴールを挙げ、試合後に歓喜の表情を浮かべる千葉の櫻川ソロモン（写真◎J.LEAGUE）
■2021年4月21日 J2リーグ第9節（@Ksスタ/観衆1,677人）
水戸 0－1 千葉
得点：（千）櫻川ソロモン
「自分がチームを勝たせる」。強い気持ちでゴールへ
スコアレスで迎えた86分、プロ2年目のストライカーが勝負を決めた。櫻川ソロモンは小田逸稀のスルーパスに抜け出すと、向かってくる相手GKとの1対1を制し、右足でゴールネットを揺らした。
「逸稀くん（小田）にボールが入ったときに、パスが来ると信じていました。ゴールしか見えていなかったので、冷静に決められてよかったです」
値千金の決勝ゴールは、自身の今季初ゴールともなった。ルーキーイヤーの昨季はデビュー戦で得点し、インパクトのある活躍を見せたが、今季はここまで先発出場もなく、苦しむ中での6試合目で初ゴールが生まれた。
出場時間が限られる中でも、「一つのチャンスをしっかり決めきれたのはすごくうれしいし、チームとしてもそれが勝利につながったので本当にうれしかった」と語り、勝利の喜びをかみ締めた。
「昨年よりも“やってやるぞ”、“自分がチームを勝たせるぞ”という気持ちで試合に入ることができています」と話す櫻川。チームとして「守備はとても安定しているので、攻撃の選手が少ないチャンスを決めきれば、チームとしても楽になる」と、自らに使命を課す。
どん欲にゴールを狙う背番号40が、高みを目指す千葉を牽引していく。
取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE
