4月11日、明治安田生命J2リーグは第7節が開催され、FC琉球は水戸ホーリーホックと敵地ケーズデンキスタジアム水戸で対戦。後半に清水慎太郎がCKから先制ゴールを挙げると、その直後に交代出場した清武功暉がすぐさま追加点を奪取。今季6勝目を挙げた。
上写真＝琉球移籍後初ゴールを挙げた清武功暉（写真◎J.LEAGUE）
■2021年4月11日 J2リーグ第7節（@Ksスタ/観衆2,401人）
水戸 0－2 琉球
得点：（琉）清水慎太郎、清武功暉
「焦りもあったけれど、ここで一つ決められてよかった」
清武功暉に、待望の加入後初ゴールが生まれた。
清水慎太郎のヘディングシュートが決まって先制した直後の61分に背番号13がピッチへ入ると、交代出場してからわずか1分後に結果を残した。中盤の富所悠から右サイドの田中恵太にパスが渡ると、清武は左サイドから一目散にゴール前へ。
「監督からは、サイドからのクロスに対して常に、フォワードとかシャドーの選手が呼び込むように言われています。練習の中では、ああいうところに恵太くん（田中）はよく（クロスボールを）蹴っているイメージがある。いいボールが来たので、本当に触るだけでした」
田中のクロスボールに対し、ペナルティーエリア内へ走り込んだ清武はスライディングしながら右足で合わせ、相手GKの股下を抜いてゴールネットを揺らした。出場後の“ファーストタッチ”が、琉球に今季6勝目を呼び込む追加点を生んだ。
「（開幕戦から）試合で使ってもらっている中で、なかなか結果を残せていなかったので、自分自身に焦りとかもちょっとありました。けれど、ここで一つ（ゴールを）決められてよかったです」
琉球の快進撃は続く。開幕5連勝の後、前節は大宮とスコアレスドローに終わったが、今節の水戸戦で6勝目。無敗記録も「7」に伸ばし、首位新潟と勝ち点「19」で並んでいる。
「今、チーム内でもいろいろな競争が起きていて、いい状態をみんなが保てています。ここからまた連勝を重ねていけたらなと思います」
琉球でのファーストゴールを決めた清武が、好調なチームをさらに上へ、上へとけん引していく。
取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE
