京都サンガF.C.が1月20日、サンガスタジアム by KYOCERA のVIPルームで新体制発表会を行った。監督、スタッフ、選手が大きく入れ替わる中、J1昇格への熱い思いをそれぞれに語った。

上写真=新しいユニフォームを着てサンガスタジアムに立つ新加入選手たちとチョウ・キジェ監督。熱い戦いが始まる(写真◎京都サンガF.C.)

スローガンは「一心」

 京都サンガF.C.がアップデートする。2021年のシーズンを戦うにあたって、新しく監督、コーチ、選手を数多く加えて、J1昇格へ挑んでいく。

 勝利へのタクトを託されたのは、チョウ・キジェ監督。

「生まれ故郷でもありますが、ノスタルジーで引き受けたわけではなくて、街も選手もクラブも大きなポテンシャルあると思っていて、それを引き出してスタッフや選手と一緒に大きな喜びを得たい、それができると思ってここに座っていると認識してもらえればと思います。自分自身は楽しみでしかないですし、そういうことを感覚的に感じたこともありますし、実際に思っているということが引き受けた理由です」

 スローガンも「一心〜みんな、一つに〜」に決まる、心を一つにして戦う意欲を口にした。そのために、11人もの新メンバーを加えて熱くチームを作っていく。

 新加入選手の主なコメントは次の通り。

1 GK 福島春樹(←浦和)

「新しいチャレンジを京都でできるのをうれしく思っています。特徴は左足のキックとシュートストップです。攻撃で最初の一歩に、守備では最後の砦になれるように頑張ります」
「新しいカテゴリーでプレーすることにワクワクしています。早くプレーしたいです」
「京都というのは東京の次に日本を代表する街で、美しい世界遺産がある中でサンガを盛り上げたいと思います。
「背番号1というのはチームの中で重要な番号だと思っているので、自分のプレーで自分色に染められればいいと思います」

3 DF 木村誠二(←FC東京)

「持てる力を全部出して、勝利に貢献できるようにがんばります」
「身長が高い方ではあるので、それを生かした競り合いや、ゴール前の対人の守備は去年やり込んで得意でもあるので、見てほしいです」
「関西の言葉は標準語より当たりが強いイメージがあるんですけど、それも慣れてきて、関東圏よりも気さくな方が多いのでコミュニケーションも取りやすいです」

4 MF 松田天馬 (←湘南)

「皆さんの心を動かすようなプレーをします。一緒に戦いましょう!」
「戦う姿や、縦横無尽に走れるところが特徴だと思います」
「(背番号が4なのは)空き番だったのと、いいなと思って、4は天馬だと思ってもらえるように頑張りたい」
「(笑顔が魅力的だが)営業スマイルと言われています」

7 MF 武富孝介(←浦和)

「見る人を熱くさせられるように、またスタジアムに戻ってきたいと思ってもらえるように頑張ります」
「特徴はハードワークだと思うので、攻撃もハードにポジションを取り続けてゴールに向かっていき、守備も続けてハードにやっていきたいと思います」
「(チョウ・キジェ監督の下でのプレーで)楽しみなのでスタジアムで戦う姿を見てもらいたいです。スタジアムが一体となる雰囲気になれるので、楽しいと思います」
「自分の中ではあまりJ1とかJ2の境目はなくて、やりたいところ、必要としてくれるところでプレーすることで喜びややりがいを感じます。J1昇格、J2優勝を目指したいと思います」

14 MF 中川寛斗(←湘南)

「身長155センチでやれることとやれないことがありますけど、やれないことは一生懸命やって、やれることチームのために一生懸命やります。この身長で多くのサポーターを感動させられるように頑張ります」
「(背番号14は)こだわりは特にはないんですけど、去年中川(風希)くんが着けていて今年も中川ですが、去年の中川くんを超えられるように頑張ります」

15 DF 長井一真(←関西大)

「チームのために全力で戦って、J1に昇格したいと思います」
「ポジションはセンターバックとサイドバックで、足元の技術と前線へのフィード、対人能力を見てほしいと思います」
「(昨年、特別指定選手として)このスタジアムで1試合に出させてもらって、短い時間でしたがプロの世界でこのスタジアムで戦える喜びを味わいました。今年はさらに試合に出られるようにしたいと思います」

16 MF 武田将平(←甲府)

「京都サンガのために全力を尽くします」
「特徴は左足のパスとチームのために走るハードワークです」
「京都は街もそうですが、去年このスタジアムに来て試合をして素晴らしかったので、ここでプレーできるチャンスがあるのがうれしいです。いい試合して喜んでもらいたいと思います」
「(長沢徹コーチが岡山監督時代にプレーして)徹さんのときに特徴である走ること、ハードワークすることを伸ばしてもらいました。去年、甲府で発揮できるようになったので、さらにいろいろな部分で成長できるように頑張りたいと思います」

17 DF 荻原拓也(←浦和)

「J1に昇格するという強い意志を持ってここに来ました。強みである攻撃的なプレーをファン・サポーターの皆さんに見せられるように頑張ります」
「特徴は左足のキック、サイドでのスピードに乗った突破力、攻撃的な部分ですね」
「(去年の新潟での24試合出場が)キャリアハイだと思っていません。もっと出たいと思っていたし、点に絡むような仕事をしていきたいと思います」

25 MF 中野桂太(←京都U-18)

「自分の左足のシュートでこのスタジアムを盛り上げられるように頑張ります」
「ジュニアユースの頃からずっと憧れていたので、実感はまだないですがうれしい気持ちです」
「左足のシュートやスルーパス、ドリブルでゴールに直結するプレーが特徴なので、存分に出したいと思います」
「練習はすごくハードです。走ることと守備のところは課題と感じていて、1年目でチョウ監督に教えてもらえるのは縁だなと。監督の下で成長したいと思います」

33 MF 三沢直人(←鳥取)

「自分の持てる力を100パーセント出して勝利に貢献したいと思います」
「キックの精度、ゴール前のアイディアが特徴です。他の人とは違うアイディアを出せるので見てほしいです」
「まずは試合に出ることが大事で、チーム内で戦ってスタメンを取ることですね」

41 DF 白井康介(←札幌)

「特徴は対人プレーと運動量、スプリントです。そういうプレーでスタジアムを沸かせられたらと思います」
「新しいことにチャレンジしたくて来ました。ウイングバックをやってきましたが、自分でそれ以外もできるようになりたいと思っています」
「(プロ初ゴールは2015年の京都戦)いただきました。そのゴールは人生が変わるようなゴールでした。ご縁というのか、そのチームに来ることができてありがたいです」

京都サンガF.C.2021選手リスト

背番号名前Pos.生年月日前登録チーム
1 ◯福島春樹GK1993.4.8.浦和レッズ
2飯田貴敬DF1994.8.31清水エスパルス
3 ◯木村誠二DF2001.8.24.FC東京
4 ☆松田天馬MF1995.6.11湘南ベルマーレ
5黒木恭平DF1989.7.31鹿児島ユナイテッドFC
6本多勇喜DF1991.1.2名古屋グランパス
7 ☆武富孝介MF1990.9.23浦和レッズ
8荒木大吾MF1994.2.17ジュビロ磐田
9ピーター・ウタカFW1984.2.12ヴァンフォーレ甲府
10庄司悦大MF1989.9.14ベガルタ仙台
11曽根田穣MF1994.8.29ヴァンフォーレ甲府
13宮吉拓実FW1992.8.7北海道コンサドーレ札幌
14 ☆中川寛斗MF1994.11.3湘南ベルマーレ
15 △長井一真DF1998.11.2関西大
16 ☆武田将平MF1994.4.4ヴァンフォーレ甲府
17 ◯荻原拓也DF1999.11.23アルビレックス新潟
18野田隆之介FW1988.9.28湘南ベルマーレ
19麻田将吾DF1998.7.6カマタマーレ讃岐
20李 忠成FW1985.12.19横浜F・マリノス
21清水圭介GK1988.11.25アビスパ福岡
22谷内田哲平MF2001.11.1帝京長岡高
23ヨルディ・バイスDF1988.12.28徳島ヴォルティス
24川﨑颯太MF2001.7.30京都サンガF.C.U-18
25 △中野桂太MF2002.8.27京都サンガF.C.U-18
26太田岳志GK1990.12.26カターレ富山
27山田楓喜MF2001.7.10京都サンガF.C.U-18
28冨田康平DF1996.6.9早稲田大
29中野克哉MF1996.9.13関西学院大
31福岡慎平MF2000.6.27京都サンガF.C.U-18
32上月壮一郎MF2000.12.22.京都サンガF.C.U-18
33 ☆三沢直人MF1995.7.7.ガイナーレ鳥取
34若原智哉GK1999.12.28京都サンガF.C.U-18
41 ◯白井康介DF1994.5.1.北海道コンサドーレ札幌
46森脇良太DF1986.4.6浦和レッズ

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