上写真=平川怜はFC東京では2017年に17歳でデビューするなど、大きな期待を寄せられている(写真◎Getty Images)
「一年間、前を向いてやり続けることができました」
松本山雅FCにとっては大きな補強になるだろう。FC東京の将来を担うMF平川怜を育成型期限付き移籍で獲得した。
育成年代でのキャリアは素晴らしく、日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会では2年連続優勝、Jユースカップ優勝にも貢献し、2015年から毎年、年代別代表にも選ばれている。17年にはU-17ワールドカップにも出場して、ベスト16入りしたチームの中心選手だった。
当時のメンバーである久保建英、菅原由勢、鈴木冬一、中村敬斗が海外でプレーするなど活躍しており、17歳でJ1デビューを果たしている平川も、負けじと挑戦の場を移すことになった。育成型期限付き移籍では2019年に鹿児島ユナイテッドでのプレーも経験している。
「松本山雅のファン・サポーターの皆さん! 平川怜です。J1昇格のために、全力でプレーします! このクラブとファン、サポーターの皆さんと共に自分自身成長していきたいと思っています。一緒に戦いましょう!」と新しいチームのファン・サポーターに共闘を呼びかけた。
そして、FC東京のファン・サポーターには戦い続けることを約束した。
「FC東京のファン・サポーターのみなさん。2020シーズン、応援ありがとうございました! なかなか試合に絡めずに苦しい時期を過ごしましたが、たくさんの方のサポートのおかげで、一年間、前を向いてやり続けることができました! もっともっと成長した姿をみなさんに見てもらえるように、頑張ります!」
なお、期限付き移籍期間は、2021年2月1日~2022年1月31日まで。契約により期限付き移籍期間中にFC東京と対戦するすべての公式戦には出場できない。
平川 怜(ひらかわ・れい)
■ポジション:MF
■生年月日:2000年4月20日
■身長/体重:177cm/72kg
■出身地:東京都調布市