8月5日の明治安田生命J3リーグ第21節で、ガイナーレ鳥取と松本山雅FCが対戦した。今季ホーム最多の大観衆の後押しを受ける鳥取が前半に2-0としたが、後半に3点目が奪えず、松本が1点を返して反撃。なおも同点、逆転を狙ったが、鳥取は懸命の守備で1点差で逃げ切り、待望の今季ホーム初勝利を挙げた。

上写真=5000人を超える大観衆の前で鳥取が今季ホーム初勝利。勝ち点で松本を上回った(写真◎石倉利英)

■2023年8月5日 J3リーグ第21節(@Axis:観衆5,411人)
鳥取 2-1 松本
 得点:(鳥)富樫佑太、牛之濵拓
    (松)菊井悠介

前半の2得点で逃げ切り

 この日も鳥取地方は猛暑となり、公式記録の気温は31・7度。ただ、キックオフ前から強い風が吹き始めたために体感温度は低く、数字ほどの暑さは感じられない状況で試合が進んだ。

 立ち上がりからお互いにアグレッシブにゴールに迫ったが、徐々に風下の鳥取が良い形でボールを奪って攻め込むシーンを増やしていく。17分にはGK糸原のゴールキックをFW重松が胸で落とし、拾ったFW富樫が左サイドからドリブルでゴール前へ。カットインから「相手の足が出てくるのが見えたので、うまく股を抜くことができた」と振り返る右足シュートでニアサイドを破って先制点を奪った。

 さらに37分には右サイドから攻め込み、DF増谷がファーサイドへセンタリング。松本GK村山が触って流れたボールを重松が再びファーサイドで折り返すと、FW牛之濵がヘッドで合わせたボールが右ポストに当たりながらも決まり、リードを2点に広げた。

 前半を2-0で折り返した鳥取は後半、MF普光院や牛之濵が惜しいシュートを放つ場面を作ったものの、松本守備陣の粘りの前に、勝利に大きく近づく3点目を奪えない。そうするうちに松本がうまくボールを動して攻め込む時間が増え、68分には左サイドでFKを獲得。ゴールまでは距離があり、中央に合わせるかと思われたが、MF菊井が直接ゴールを狙ってニアサイドを破り、1点差とした。

 その後は松本がボール支配率で圧倒し、両サイドからのクロスでゴールをこじ開けにかかる。鳥取も3点目のチャンスを生かせず、終盤は自陣に押し込まれる時間が長くなったが、5分と表示された後半のアディショナルタイムも守り切り、試合終了の瞬間を迎えた。

 鳥取は今季最多の5000人を超える大観衆の前で、待望の今季ホーム初勝利。「今日の試合は、この最高の環境を作ってくれたフロントスタッフたちの頑張りや、ボランティアスタッフの皆さんの準備、ファン・サポーターの皆さんの熱い声援のおかげで勝てたと思います」と語った増本浩平監督は、「最高ですね!」と喜びをかみ締めていた。

取材・写真◎石倉利英

▼出場メンバー
・鳥取:GK糸原紘史郎、DF鈴木順也(72分:坂本敬)、増谷幸祐、飯泉涼矢、MF普光院誠、長谷川アーリアジャスール(87分:遊馬将也)、世瀬啓人、文仁柱、FW牛之濵拓(87分:知久航介)、重松健太郎(59分:澤上竜二)、富樫佑太(72分:小澤秀充)

・松本:GK村山智彦、DF藤谷壮、野々村鷹人、常田克人、下川陽太(56分:山本龍平)、MF菊井悠介、安永玲央、安東輝(59分:住田将)、滝裕太(72分:篠原弘次郎)、FW鈴木国友(72分:渡邉千真)、小松蓮


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