上写真=浦和から千葉に完全移籍する鈴木(写真◎J.LEAGUE)
「次の道に進もうと思います」
1990年1月29日生まれ、東京都出身の鈴木は、星稜高(石川)から2008年にアルビレックス新潟に加入。12年にはU-23代表の一員としてロンドン五輪に臨み、ベスト4進出に貢献した。
2013年に柏レイソルに移籍し、16年2月からはスペイン2部のジムナスティック・タラゴナでプレーした。18年の柏への復帰後、19年に浦和に完全移籍し、2年間のプレーを経て千葉への完全移籍が発表されている。
鈴木は千葉、浦和の両クラブの公式HPを通じてコメントを発表。特に浦和公式HPでのメッセージは、さまざまな思いに触れた長いものになっている。
【千葉公式HPでのメッセージ】
「はじめまして。鈴木大輔です。伝統あるジェフというクラブに加入できたことを大変うれしく思います。まずは自分のことを分かってもらえるよう努力し、自分のこれまでの経験を通してチームの力になります。皆さんの前でプレーができることが今から非常に楽しみです! 常に目の前のことに全力で、ジェフでプレーする1日1日を大切にしていきたいと思いますので、応援してもらえるとうれしいです。よろしくお願いします!!」
【浦和公式HPでのメッセージ】
「浦和レッズに関わるすべてのみなさん、2年間ありがとうございました。ファン・サポーターの皆さんが最高の雰囲気を作ってくれる埼玉スタジアムでの試合が、いつも僕の人生で最高の瞬間でした。特に昨年のACL決勝での雰囲気はとても感動しました。あの悔しさも含めて忘れられない思い出です。
今年はなかなか試合に出場することができず、あまり皆さんの前でプレーすることはできませんでしたが、少しでもチームの力になるために毎日、自分にできることを積み重ねてきました。それは、期待していると声をかけてくれたり、新型コロナウイルスという難しい状況の中、クラブを支え続けてくれるファン・サポーターの方々の存在があったからです。浦和レッズという歴史あるクラブの一員として、皆さんに支えてもらいながら過ごした日々を誇りに思います。
どこよりも熱く、そして時に厳しい浦和レッズのファン・サポーターの方々の前でプレーできることは、プロとしてこれ以上ないやりがいです。だからこそ浦和を離れるのは、とても寂しいですが、この2年間で、浦和レッズというクラブに選手としても人としても成長させてもらったことを誇りに、次の道に進もうと思います。これからは1サポーターとして、浦和レッズの今後のさらなる躍進と浦和レッズに関わるすべての皆さんの幸せを心から祈っています。2年間本当にありがとうございました」